スマホ省電力化に向けた取り組み - クアルコム「Consia」など(編集担当メモ)
2012.03.01
Updated by WirelessWire News編集部 on March 1, 2012, 12:31 pm JST
2012.03.01
Updated by WirelessWire News編集部 on March 1, 2012, 12:31 pm JST
「スマートフォントは名ばかりで、簡単に電池切れするバッテリーなど、まだまだ改善の余地がたくさんあるじゃないか」。そんなユーザーの不満を少しでも解決しようとする取り組みが、チップメーカー各社の間で進んでいるという。
下記の動画は、クアルコム(Qualcomm)が取り組む「Consia」のコンセプトビデオだが、この取り組みでは端末がユーザーの利用パターンを学習し、それに合わせて動作を自動的に最適化することで、いまよりも長くバッテリーが保つようにするというもの。
Consiaで実現しようとしている端末では、たとえば電源のオン・オフのタイミングや、携帯通信網からWi-Fi網に接続を切り替える時間や場所などを把握し、自動で変更するようになるという。
いっぽう、ARMやエヌヴィディア(Nvidia)では、プロセッサの使い分けを通じて、スマートフォンのバッテリー駆動時間の延長を図ろうとする取り組みが進んでいる。ARMの「Big, Little」という取り組みでは、省電力タイプの「A7」コアと高性能の「A15」コアを組み合わせ、目的に合わせて使い分けることで、最大70%も消費電力を抑えることを目指しているという。またエヌヴィディアはクァドコア「Tegra 3」プロセッサに5つめのコアを追加することで、同様の省電力化をねらっている。
【参照情報】
・Coming Soon: Phones That Learn to Rest When You Do - AllThingsD
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