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アプリックスのBeaconモジュール、欧州大手航空会社の旅行案内実証実験に採用

2014.01.08

Updated by Naohisa Iwamoto on January 8, 2014, 21:02 pm JST

アプリックスIPホールディングス(以下、アプリックス)が仕掛ける「Beaconモジュール」の採用がグローバルで進展する。アプリックスは2014年1月8日、O2Oサービスの位置情報取得などに利用できるビーコン用の「Beaconモジュール」が、欧州の大手航空会社が実施する実証実験に採用されたと発表した。

アプリックスのBeaconモジュールは、iOS 7の機能の「iBeacon」のビーコンとしてだけでなく、Android端末向けのビーコンとしても共用できる小型で低価格のモジュール。今回の発表では企業の名称までは明らかにされていないが、欧州の大手航空会社が旅行案内のアプリケーションで実施する大規模位置情報ネットワークの実証実験に採用された。まず対象となる国の商業組合の協力により、50店舗にBeaconモジュールを設置。運用のノウハウを蓄積した後、2014年春の観光シーズンを目標に首都全域に展開する計画だという。商用サービスの開始までに、主催企業や店舗などの詳細を発表する。

アプリックスでは、Beaconモジュールを提供するとともに、Beaconモジュールの情報管理や更新を安全に行える不正アクセス防止や電子認証の機能をクラウドサービスとして提供し、収益基盤にする。国内では頓智ドットが位置情報ソーシャルサービスの「tab」向けにBeaconモジュールを採用した「あしあとボックス」を導入し、渋谷パルコから設置を開始している(関連記事:頓智ドット、位置情報サービス向けにアプリックスの「Beaconモジュール」を採用、渋谷パルコから展開)。

【報道発表資料】
アプリックスのBeaconモジュールが欧州大手航空会社が行う旅行案内の大規模位置情報ネットワークの実証実験に採用

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。