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ホテルの客室にタブレットで情報提供、端末1台当たり980円のソリューションが登場

2014.01.14

Updated by Naohisa Iwamoto on January 14, 2014, 20:03 pm JST

「ee-TaB*」TOP 画面イメージ
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情報通信エンジニアリング事業などを手がけるミライトと、ソフトウエア開発などを行うテックファームは2014年1月14日、ホテルの客室に設置したタブレットで宿泊者向けに情報サービスを提供できる「ee-TaB*」(イータブプラス)を1月15日から提供すると発表した。ホテル事業者が導入することで、低コストで宿泊者向けの情報サービスを提供できるようになる。

Wi-Fi環境があるホテルならば、客室一室当たり1台のタブレットを導入した時の契約料金は月額980円。タブレットの導入費用も含まれているため、ホテル事業者は初期費用を抑えて情報提供サービスの提供を始められる。

提供する情報サービスの内容は、ホテルの館内案内のほか、天気や周辺のグルメ情報、観光スポット情報、テレビ番組表などで、宿泊者の利便性を高める。また、タブレットの画面に一斉にお知らせを表示する機能を備え、団体客への一斉通報を可能にする。さらに、ビデオやゲーム、電子書籍といった有料コンテンツも用意することで、宿泊者にホテル内での新しい楽しみを提供できるようになる。宿泊者が購入した有料コンテンツ代金やコンテンツプロバイダ、広告主からの掲載料金の一部はホテルに還元するビジネスモデルを採用することで、ホテルに新しい収益源を提供できるという。

販売エリアは東名阪から順次拡大する予定。客室数が200以上のホテルを中心に展開する。対応言語は日本語のほか、英語、中国語、韓国語などで、2020年に予定される東京オリンピックに向けてさらに対応言語を増やす予定だ。

【報道発表資料】
客室設置型タブレットによるホテル宿泊者向け情報提供サービス「ee-TaB* (イータブ・プラス)」 ミライトとテックファームが業務提携して開発 明日(1月15日)よりホテル事業者を対象に販売開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。