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角川のKindle70%オフから学ぶ電子書籍の適正価格

角川のKindle70%オフから学ぶ電子書籍の適正価格

Updated by 谷本 真由美 on January 28, 2014, 07:26 am JST

谷本 真由美 mayumi_tanimoto

NTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。

先週後半から角川書店さんがAmazonで電子書籍70%オフという出血大サービス祭りをコソーリと開催しておりました.本日午前中に終了したわけですが、こんなまとめサイトを作ってせっせとお気に入りのサブカル本を布教したりしておりました。高校では図書委員をやってましたので、人様に自分の趣味趣向偏向全開の本をお薦めするのは人生の喜びであります。(図書館にはシンコーミュージックのBurrn!別冊とか、マサ伊藤先生の本とか、キャプテン和田のジャーマンメタルの本などを並べて、大学生との合コンに忙しいリア充学友に大不評だったものです)

この祭りは、日本における電子書籍の値段の方向性にかなり大きな影響を与えたと言えるのではないでしょうか。Twitterに祭り参加者の様々なコメントが転がっていたので、色々読んでみました。参加者の声をまとめてみると

つまり、電子書籍の適正価格というのは、中古書店の値段と同程度かそれより少々高い程度であり、紙の本より安くなければなず、その位の値段であれば、とりあえず買っておきたいという感じでお財布が緩むユーザーが少なくない、ということの様です。確かに、日本の電子書籍は、先行しているアメリカやイギリスに比べると高いかもしれません。

また数十冊大人買いした50〜60代以上のユーザーも少なくなかった様です。その様な方の多くがお声が

と言った物でした。電子書籍について良くわからない、買い方がわからない、という方がまだまだ少なくない様です。ただし、お金がないとか、買う気がないと言うわけではありません。本が好きで、子供も巣立ってしまったので時間はあるから本を読みたいという方が少なくない様です。中高年層の需要の掘り起こしはかなり重要になりそうです。

以下、気になったTwitterユーザーの呟きを拾ってみました。

@sacaban アメリカでは安いからずいぶん普及しています。だから今回の角川の70%オフ、素敵です。妻と女…にしても、紙の本1400円、電書400円。これが正解だと考えます。

— 一色伸幸 (@nobuyukiisshiki) January 27, 2014

今までKindle本のライバルが書店だったとしたら、セールのライバルは新古書店。新古書店のほうが本の状態や品揃えに不満があるし、とりあえず再読したいから買うけど場所困るからどうしよ、みたいな需要までとれてるよね。「ぼっけぇきょうてえ」みたいなホラー本とか嬉しかった。 >角川セール

— edy_choco_edy (@edy_choco_edy) January 27, 2014

角川のKindle本70%セールが、電子書籍の普及に明らかに貢献している気が。やっぱり安さは強い。ブックオフみたいな新古書店で買うよりスペースの面でもイケてるって思えたのは大きい。

— edy_choco_edy (@edy_choco_edy) January 27, 2014

Kindleの角川SALEは良い。電子書籍の値段は普段からこのくらいであって欲しいな。

— hidepooh (@hidepooh) January 26, 2014

Kindle有料書籍ランキングが50%、70%オフ・セールをやった角川が独占してるということは、電子書籍のあるべき価格を消費者が回答したということだと思う。既存の印刷所、小売店に配慮して高価な価格設定にすることが間違い。

— KEiJi (@KEiJi_JAPAN) January 25, 2014

Kindleのベストセラーランキング、100位までの9割5分程度まで角川なんだが。 いろいろな意味でもこれ宣伝効果あるよなー

— ばりえった ~もあぐれっしぶ~ (@Varietta01) January 24, 2014

Kindleの角川作品大セールにまんまと乗る。 これでキモは価格だったんだ!と他の出版社が追いかけてくれるとありがたい

— kaorunegi (@kaorunegi) January 24, 2014

古本との戦いでしょう RT @dokusyo2 角川の70%オフは、品切れ絶版こそ電子書籍にというリクエストにうまくハマったところもあるのかな。いろんな紹介サイトのおかげで以前持ってて手放した本を見つけることができて買えたのがありがたかったなぁ。…これはブックオフ潰しか!@@;

— くれよん パパ (@kureyon88) January 24, 2014

欲しいけど、買い直し迷ってた小説、Kindle版でポチッちゃったw どうしてもフィジカルで持っておきたいものじゃなかったら、送料や配送時間も掛からない分、電子も良いかも

— あかふじ まい/ Mai Akafuji (@ukkarifudiko) January 24, 2014

きんどるで角川本が70%以上オフ。そのうち買おうと思ってたあれやこれや、すなわち買うはずのなかったそれもどれも、買ってしまうのか。

— 飛行たちこば (@tachikoba) January 24, 2014

角川のKindleフェア半端無い。70%オフって中古より安い! 一気に20冊買ってしまった。

— 櫻井司 (@watiwato) January 24, 2014

角川の電子書籍70%OFFセール。お窟でも書いたけど、ニンジャスレイヤーや艦これアンソロジーも対象で0.1秒でポチった。…けど、デジタル配信の適価と我慢して買うラインと躊躇せずに買うラインが何処か、とか考え込んじまった。個人的に無躊躇ポチりにおいて190円と200円の壁は大きい…

— たび (@mesotabi) January 24, 2014

70%オフ活用して新規開拓しようと思ってたのに気づけば懐かしの作品ばかり揃えてて本当に角川の罠だよこれ。昔揃えてたのに途中で買うのやめたシリーズ追ってるけどこの辺でもういいかな、と思ったのがちょうど紙で買うのやめた辺りであった。

— 藤谷 (@nf1080) January 24, 2014

結局Kindleの角川70%OFF、いまのところ7冊購入。買うことへの敷居は下がるし、中古よりは作者への収入になるし(超少ないだろうけど…)。何度も読み返さないだろうなーというのをちょこちょこ。

— 15 (@1538th) January 24, 2014

今、http://t.co/Jvzto8FfZiで70%OFFになっている角川文庫のKindle本を大量にiPad Airへぶち込んでいる。海外に住んでいるとこういう風に気軽に日本の本が買える環境はすごく有り難い。

— 川原翔兒@台灣留學 (@Shoji_Kawahara) January 24, 2014

Kindleについてはここ最近はずっと電子書籍オンリーでしか出てない作品ばっか買ってたなあ。角川70%オフでいろいろ買ったけど。やっぱ紙の本と値段変わらないなら電子書籍版買わないよね

— カーテンコール(α) (@curtain_call1) January 24, 2014

角川70%オフやばいな…自炊環境ばっちりあるけど、買って断裁してスキャンして云々かんぬんって手間考えたら170円くらい出すわ…

— たび (@mesotabi) January 23, 2014

アマゾンのせいで本屋さんは減るばかり・・と思っていたら、古書店の数は増加しているそうだ。理由は、アマゾンやブックオフなどを通じて誰もが安く希少本を仕入れることができ、素人でも古書店を開くことが可能になったから。従来は、組合に入って交換会(オークション)に参加する必要があったらしい

— ルディー和子 (@shouhigaku) January 22, 2014

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