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ドコモ、「5G」の目標性能や技術コンセプトを解説したホワイトペーパーを公開

2014.09.11

Updated by Naohisa Iwamoto on September 11, 2014, 18:04 pm UTC

NTTドコモは2014年9月11日、次世代の移動通信方式である「5G」について、ドコモが考えるサービス展望、目標性能、技術コンセプトなどを解説したホワイトペーパーを、9月12日に公開すると発表した。ドコモでは5Gを、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年のサービス開始を目指し、研究や標準化に向けた取り組みを進めている。

ドコモは5Gに関して、世界の研究団体などで活動を行うとともに、技術コンセプトや具体的な候補技術を提案している。ホワイトペーパーでは、これまでの提案内容を公開することで、ドコモの5G構想を広く伝えるとともに、今後の活発な議論につなげていきたい考え。

提案している技術として、ドコモでは「ファントムセルコンセプト」「非直交多元接続」「Massive MIMO」を代表的な例に上げている。ファントムセルコンセプトでは、低い周波数でカバーするマクロセルと高い周波数でカバーするスモールセルを重ねて配置して協調させるもの。制御信号とユーザーデータを分離して送ることで高速伝送が可能になる。非直交多元接続は、複数ユーザーの情報を多重化して同時送信する技術の1つで、受信側で他のユーザーの干渉を除去することで周波数利用効率を高められる。Massive MIMOは、多数のアンテナ素子を垂直および水平の2次元に密に配置し、アンテナの性能を向上させる技術。これらをホワイトペーパーで公開し、今後の標準化などにおける技術貢献につなげる。

【発表資料】
5Gに関するホワイトペーパー(9月12日公開)

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。