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シニアのスマホ利用は27.6%へ続伸、従来型ユーザーのスマホ購入意向は低調--MMD研究所

2014.10.08

Updated by Naohisa Iwamoto on October 8, 2014, 17:38 pm UTC

MMD研究所は2014年10月8日、「2014年シニア層のスマートフォンに関する調査」の結果を公表した。60歳以上のシニアを対象にした調査で、回答者の27.6%がスマートフォンを所有しているという結果だ。2013年9月の前回調査に比べて、4.4ポイントの増加となり、シニアのスマートフォン所有率が4分の1を超えた。

調査は、2014年9月に60歳以上のシニアを対象に実施し、携帯電話端末を所有している2020人から有効回答を得た。今回の調査では、スマートフォンの所有率が27.6%となった。2013年9月調査では23.2%、2012年11月調査では16.6%、さらにさかのぼる2012年8月調査では12.3%であり、着実にシニア層にスマートフォンが浸透していることがわかる。

次回、新しい携帯電話端末を購入するとしたらどの種別の端末を選ぶかという質問では、現在スマートフォンを所有している回答者の77.9%と8割近くが次回もスマートフォンを選ぶと回答した。内訳は、一般の「スマートフォン」が65.0%、「シニア向けスマートフォン」が7.2%、「格安スマートフォン」が5.7%となり、シニア層でも多くのユーザーは一般のスマートフォンを指向していることがわかる。

一方、現在、従来型携帯電話(フィーチャーフォン)を利用している回答者に同様の質問をしたところ、次回スマートフォンを選ぶという回答は23.7%にとどまった。逆にフィーチャーフォンを選ぶとした回答は「フィーチャーフォン」(42.1%)と「シニア向けフィーチャーフォン」(6.5%)を合計して48.6%とほぼ半数に上る。「わからない」が23.9%、「携帯電話端末は買わない」の回答が3.8%もあって流動的な部分もあるが、現時点でもフィーチャーフォンを使い続けているシニア層をスマートフォンに移行させるのはなかなか難しいことが調査結果からうかがえる。

次回の端末にフィーチャーフォンを選ぶと回答した人に、その理由を尋ねた結果は以下のとおり。最も多かったのは「通話・メール以外の機能を使わないから」で58.9%、次いで「月額料金が安いから」が55.7%、「操作が簡単だから」が38.3%と続いた。

【報道発表資料】
シニア層(60歳以上)のスマートフォン所有率は27.6%、昨年より4.4%増加

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。