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イスラエル大使館:アニメで魅惑の国イスラエルを紹介(4)

2015.01.26

Updated by Hitoshi Sato on January 26, 2015, 12:29 pm UTC

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駐日イスラエル大使館では2014年10月から大使館が作成したアニメを大使館公式YouTubeチャンネルで放映開始した。2014年11月に2作目、2014年12月には3作目が公開された。今回の4作目はイスラエルのオリーブ山、イエス・キリストにまつわる観光名所、トラムの乗り方、安息日(シャバット)などが紹介されている。

【いいね!イスラエル〜咲と典子の姉妹旅行〜Vol. 4】

イスラエルの「安息日(シャバット)」は金曜日の日没から土曜日の日没まで休息をとる事が戒律で決まっている。これは単なる休日ではなく、一切の労働が禁止されている。敬虔なユダヤ人は、旅行はもちろん、車にも乗らず、電気スイッチさえ入れない。これらも労働とみなされるからだ。厳格なユダヤ教徒は金曜日の日没前までに食事の支度をし、安息日である土曜日は調理を行わない人もいる。ユダヤ教の暦のなかで、安息日は一番大切な日である。「安息日(シャバット)」はお店が閉店していることも多い。街は静かである。ユダヤ人らは家族での時間を大切にしているようだ。

またエレベーターのボタンを押下することも労働とみなされてしまうため、エレベーターも全てのフロアに止まる「シャバット専用エレベーター」の仕様になるので、ホテルで高層階に宿泊している時は部屋に行くまでに時間がかかるので注意が必要なこともある。

バスなどの時刻表も大きく変わるので旅行の時には注意が必要である。知らないで地方都市に行ってしまうと土曜の日没まで交通機関がなくて、戻って来られないということにもなりかねないので、注意が必要だ。

イスラエルは日本と同じくらいの先進国である。そのイスラエルが安息日には店が閉まり、交通機関も止まり、「ここまで静かになるものか!」と驚いてしまう。それでもイスラエルで安息日を過ごすのであれば、しばしの喧噪を忘れて、静かに過ごしてみるのも良いかもしれない。

動画でトラムの中で、ヘブライ語で問いかけられて主人公が困っているシーンがあるが、イスラエルの人はほとんどが英語を話せるから、このような時でもヘブライ語が出来なくても困ることはないから安心してよい。動画の中では日本人が助けてくれていたが、ヘブライ語で話しかけられても周囲の人が英語で助けてくれるだろう。少なくとも私はヘブライ語が出来ないことで不自由に巻き込まれたり、困ることはほとんどない。もちろん、ヘブライ語ができれば、もっとイスラエルを楽しむことができるのは間違いない。

▼エルサレムの教会には世界中からの信者や観光客が訪れてくる。エルサレムは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の三大宗教の聖地。

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▼「安息日」には誰もいないテルアビブの海岸。異教徒の日本人が歩いていても咎められることはない。

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▼動画の中で、携帯電話でメッセージのやり取りをするシーンがあるが、イスラエルではほとんどがスマートフォンであり、携帯電話のネットワークの状況は非常に良い。日本の携帯電話、スマートフォンもローミングでイスラエル全土でほぼ問題なく利用できる。写真はテルアビブの通信事業者Cellcomのショップ。

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。