NEC、IoTの制御信号を削減してネットワーク負荷を軽減する技術を開発、3GPP標準に採用

NEC develops new technology to improve wireless connection

2015.04.07

Updated by Naohisa Iwamoto on 4月 7, 2015, 20:27 pm JST

NECは2015年4月7日、モバイルネットワークでIoT(Internet of Things)デバイスを利用する際のネットワーク負荷を減らす技術を開発したと発表した。IoTデバイスと通信事業者のネットワーク間で送受信する制御信号を減らすことで実現した。

新技術では、IoTデバイスの通信や移動を管理するために通信事業者のネットワークとの間でやり取りする制御信号の送受信を、IoTデバイスの通信間隔や移動速度といった特性や状況に合わせて削減する。これまでは、制御信号のやり取りは一律で、大量なIoTデバイスがモバイルネットワークに接続された際に、制御信号の量が多いことから通信がつながりにくくなったり、途切れたりといった信頼性低下が懸念されていた。

IoTデバイスは、人間が利用する携帯電話やスマートフォンなどと異なり、一定の間隔で定期的に通信したり、一定速度で移動したりといった特性がある。NECではこうした特性を把握してIoTデバイスの通信接続状態や位置に応じた制御をすることで、新技術で制御信号数を従来の約10分の1に削減できることを実証した。

NECによれば、新技術はモバイルネットワークの標準化団体である3GPPで、LTE-Advancedの拡張機能を規定する「3GPPリリース12」に採用されたという。

【報道発表資料】
NEC、世界初 大量・多様なIoTデバイスを低負荷でモバイルネットワークに接続できる通信技術を開発

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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