NEC、auとドコモの2回線で冗長化した「デュアルモバイル回線」を提供

2015.09.18

Updated by Naohisa Iwamoto on 9月 18, 2015, 19:23 pm JST

NECは2015年9月18日、モバイル回線の電波状況を判断して、2つの回線を自動的に切り替える「デュアルモバイル回線サービス」の販売を開始したと発表した。新サービスは、2つのキャリアのモバイル回線を使うことで、安定した通信環境を提供できる。

新サービスが利用する回線は、NECが提供する法人向けのモバイル回線サービス「モバイルクラウド(MVNO)サービス」のau回線と、BIGLOBEのドコモ回線。これらを、ワイヤレスVPNルーターの「UNIVERGE WA1511」または、無線LANアクセスポイント付きVPNルーターの「UNIVERGE WA2611-AP」と組み合わせて利用することで、2キャリアの回線を自動的に切り替える冗長化が可能になる。

サービスメニューは2種類用意する。標準的な「デュアルキャリアプラン」は、月額4000円(税別)。メイン回線がWiMAX 2+およびLTEで月間通信容量が7GB、バックアップ回線は通信速度が上り/下りとも最大256kbpsに絞られるが容量は無制限となる。上位プランの「デュアルキャリアプランEX」は、月額4700円(同)。メイン回線がLTE(7GB)とWiMAX 2+(無制限)へと構成が変わる。バックアップ回線が、上り/下りとも最大256kbpsで無制限となるのはデュアルキャリアプランと変わらない。いずれもVPNルーター「UNIVERGE WA1511」を利用する際は初期費用が12万円、無線LANアクセスポイント付きの「UNIVERGE WA2611-AP」を利用する際は初期費用が14万2000円かかる。

企業が拠点に通信回線を用意する場合、固定回線とモバイル回線で冗長化するとコストが高くなるケースが多い。一方、モバイル回線は、建設現場など周辺の電波環境が刻々と変化するような場合に不安定になることが多い。新サービスは、異なるキャリアのモバイル回線を2回線利用し、電波状況に応じて自動的に切り替える機能を提供することで、固定回線の利用に近い冗長化構成を採ることができるという。

【報道発表資料】
NEC、モバイル回線を自動で切り替え、安定した通信環境を実現するデュアルモバイル回線サービスを発売

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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