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「ぐるなび」:ビッグデータとネットワークを活用した「dressing」開設

2015.10.15

Updated by Hitoshi Sato on 10月 15, 2015, 09:29 am JST

「ぐるなび」は2015年9月14日、食に精通した知識人の知見とぐるなびの持つビッグデータを掛け合わせた、食の感性を磨くWEBメディア「dressing(ドレッシング)」をオープンしたことを発表した。

grunavi-dressing-1015「ぐるなび」は、加盟店145,000店が発信する一次情報とユニークユーザー5,200万人(2014年12月現在)におよぶ閲覧履歴や行動履歴などを掛け合わせて分析したビッグデータを保有している。さらに「ぐるなび」が運営する現役秘書のためのサポートサイト「こちら秘書室」の会員である企業の秘書やシェフ、食材生産者などとの独自のネットワークを築いてきた。新たに開設された「dressing」では、これらの長年にわたり蓄積してきた膨大なデータとネットワークを記事の土台とすることで、情報の精度と信憑性を高めていく。その上で食の知識・経験を豊富に持つグルメ界のジャーナリストなどを『食の知識人』として迎え、国内外のトレンド情報やトレンド予測、シェフの間で話題になっている食材や話題の新店情報など信頼性の高い最新情報を提供していく。

例えば、食の知識人が「ぐるなび」が解析したビッグデータから中南米の名物料理「セビーチェ」や「ローストビーフ」を選択し、独自の知見を基にトレンド予測記事を投稿する。

「ぐるなび」は、「dressing」をより良いお店選びやメニュー選びなどユーザーのフードライフをより豊かにしていく食のトレンド情報No.1サイトにすることを目指していく。2016年以降には、記事の一部有料化を図ることも検討している。現在の対象エリアは東京、大阪、福岡だが、順次拡大していく予定だ。

「ぐるなび」は日本を代表する飲食店情報検索サイトだ。どこかの飲食店に行きたい時には、多くの人が「ぐるなび」で探している。また、検索結果の上位に「ぐるなび」に出ている店舗情報が表示されていて、それそれで飲食店を見つけている人も多いだろう。実際に5,200万人ものユニークユーザーが存在している。日本の人口が約1億2,000万人だから、「ぐるなび」のユニークユーザー数は日本人口の約40%であり、大人のほとんど全員が利用したことがあるくらいだ。「ぐるなび」はサービス開始をしてから約20年弱、その閲覧履歴や行動履歴によるビッグデータは相当なものだろう。

「dressing」は見ているだけで、お腹が空いてくる。食のコラムは専門家が書いたもの、綺麗な写真が一番である。最近では誰もがレストランに行って写真をとってアップしたり、勝手に「食レポ」して評価できる時代である。外食での評価の情報はたくさんあり、ビッグデータの情報は玉石混合であるが、やはり「美味しい食事」は専門家に導かれたい。

【参照情報】
ぐるなびのビッグデータとネットワークを活用 新WEBメディア「dressing(ドレッシング)」オープン
dressing (ドレッシング) - 食を通してライフスタイルに彩りを

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。