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フランス政府がテロ対策の一環として、公共Wi-Fiネットワークの利用規制やインターネットの接続経路を匿名化する「Tor」の規制などを含む複数の対策を検討しているとするのLe Mondeの報道が一部の英語媒体で注目を集めている。

この話題を採り上げたVICEやZDNetによると、フランス政府では現在2つの法案を検討中で、そのうち1つは緊急時に公共Wi-Fiネットワークをブロックするというもの、もう1つはユーザーの匿名化に利用されているTorネットワークの使用を禁止するというもの。Torネットワークの禁止について、早ければ2016年1月にも実施される可能性があるという。

公共Wi-Fiネットワークのブロックについては、警察当局がこれらに接続するユーザーの身元を割り出すのが難しいことが理由に挙げられており、IPアドレスの追跡が困難になるTorネットワークは、テロリストなどに利用される懸念があるためだという。

ZDNetでは、 Torネットワークの規制について、中国政府が稼働しているようなインターネット全体をフィルタリングする仕組みが必要になる可能性があるとし、この計画の実現性を疑問視している。また市民権擁護団体やプライバシー関連団体など様々な方面からの反対の声が上がることも予想されるとしている。いっぽうThe Vergeでは、中国ではTorネットワークが2012年からブロックされており、イランやロシアなどでも同様の規制実現に向けた動きがあるとしている。

【参照情報】
After Paris Attacks, French Cops Want to Block Tor and Forbid Free Wi-Fi - VICE
France considers public Wi-Fi, Tor network ban in wake of terror attacks - ZDNet
France considers blocking Tor and public Wi-Fi after Paris attacks - The Verge

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