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ニューヨークのX.aiというAI関連ベンチャーが新たに2300万ドルの資金調達を行ったという話が複数の媒体で報じられている。

グーグル(Google)傘下のディープマインド(DeepMind)が開発した囲碁AI「AlphaGo」や、マイクロソフトのチャットボットAI「Tay」など、このところ新たなAIの話題は尽きないが、X.aiが開発・提供する技術はミーティングの設定に特化したパーソナル・アシスタント。人工知能を利用したこの仕組みでは、「Amy」もしくは「Andrew」というメールシステムに組み込まれたパーソナル・アシスタントに、ユーザーが希望する相手とのミーティングの日時や場所を自動的に設定させることや、ユーザーの習慣や好みなどを自動的に学習させることが可能だという。

2014年に創業されたX.aiは、これまでに1200万ドルの資金を調達しており、今回の資金調達で調達額はあわせて3500万ドルになる。また今回の調達では、ソフトバンク・キャピタル(Softbank Capital)やIAベンチャーズ(IA Ventures)など複数のベンチャーキャピタルが資金を提供したという。なお、TechCrunch記事には今回の調達でX.aiの評価額が約1億ドルだったとする情報筋の話も紹介されている。

X.aiでは調達した資金の使途について、現在クローズドベータ版で運用しているサービスを正式にリリースするために必要な開発作業や、研究者・開発者の増員、法人顧客へのセールス活動などを挙げているという。

X.aiの創業者であるデニス・モルテンセン(Dennis Mortensen)CEOは、The Vergeに対して、アマゾンの「Alexa」、アップルの「Siri」、マイクロソフトの「Cortana」、グーグルの「Google Now」など、AIを利用した汎用目的のパーソナル・アシスタントは、多くの課題に応えられる強みがある反面、与えられた課題を適切に処理できないことも多いとして、ミーティングの設定というひとつの機能に特化し、高い精度でタスクを処理できる自社のサービスには競争力があるなどと説明している。

【参照情報】
X.ai raises $23 million for its AI personal assistant, plans to launch this fall - VentureBeat
Rise of the bots: X.ai raises $23m more for Amy, a bot that arranges appointments - TechCrunch
The smart bots are coming and this one is brilliant - The Verge

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