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グラスをコースターに置けばお代わりが注文できるIoT、「おかわりコースター」の販売を開始

2016.06.08

Updated by Naohisa Iwamoto on 6月 8, 2016, 19:01 pm JST

エスキュービズム・テクノロジーは2016年6月8日、飲食店などでグラスを置くだけで注文ができるようにするIoTソリューション「おかわりコースター」を開発し、販売を開始すると発表した。飲食店における客単価の向上や人件費の削減などにつなげたい考えだ。

おかわりコースターは、飲食店で客が飲み物のお代わりを注文する手間を省けるようにするIoTソリューション。グラスとコースター、iPadなどを使ったハンディターミナルおよびプリンターを組み合わせて使う。光信号のセンサーを備えたコースターにグラスを置くと、グラスの下部に埋め込んだLEDが発信する信号を読み取って注文の情報をハンディターミナルに送信。ハンディターミナルは受信した注文の情報をプリンターに送って印字する。厨房では、印字された注文情報に従って飲み物を用意し、配膳すれば良い。配膳が終わったらハンディターミナルの画面上で配膳済みへとステータスを更新し、注文の流れが完結する。

▼「おかわりコースター」の利用イメージ(エスキュービズム・テクノロジーのニュースリリースより)20160608_s-cubism001

客にとっては、お代わりの注文のために店員を呼び止めて、注文内容を伝える必要がなくなる。店員が来るまでの待ち時間や注文の手間が省けるだけでなく、客同士の会話などを中断して注文する必要もなくなる。店舗にとっては、注文や配膳でテーブルを行き来する回数を減らせるだけでなく、少ない待ち時間でお代わりを提供できるようになる。

外食産業では人手不足による人件費高騰の傾向があり、業務効率の向上や客単価の向上が求められる。おかわりコースターの導入で、これらの課題解決が期待できる。エスキュービズム・テクノロジーの試算では、同社のタブレット型POSレジ「Orange POS」を導入する外食店の注文状況から、同じ飲み物のお代わりをおかわりコースターで受付できた場合に、4.3%の工数が削減でき、人件費削減効果が得られるという。

【報道発表資料】
グラスをコースターに置くだけでおかわりが届くIoT製品「おかわりコースター」販売 - 飲食店の人件費4%削減の効果予測 -

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。