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WSJが米国時間7日に報じたところによると、米ヤフー(Yahoo!)が同社の保有する3000件以上の特許を売却するオークションを開始したという。売却される特許の価値は10億ドルを上回る見通し。

WSJは、ヤフーが数週間前から特許買収に関心を示しそうな複数の候補先と接触していることや、オークションの実施を前提に特許売却を専門とする投資銀行ブラックストーン(Black Stone IP)と契約したことなどを情報筋の話として伝えている。

ヤフーは今年2月、特許や不動産など非中核資産の売却を検討していることを明らかにし、これらの売却額について10〜30億ドルと予想していた。また4月には特許売却準備の一環として、2659件の特許をエクスカリバーIP(Excalibur IP LLC)という子会社に譲渡していたという。

既報の通り、ヤフーは現在中核事業の売却オークションを進めており、このベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications;以下、ベライゾン)、PEファンドのTPG、ベインキャピタル(Bain Capital)とビスタ・エクイティ・パートナーズ(Vista Equity Partners)が率いる企業連合、クイッケン・ローン(Quicken Loans)創業者のダン・ギルバート(Dan Gilbert)氏などがつくるグループ、アドベント・インターナショナル(Advent International)、YPホールディングス(YP Holdings LLC)、AT&Tなどがこの入札に参加しているとされる。

この中核事業・資産の売却については、一時40〜80億ドル程度の売却額になるとの見方が浮上していた。だが今週はじめには最有力候補とされるベライゾンが30億ドル程度の条件を提示するとの話がWSJで報じられており、WSJは今回の記事のなかでこの差分について、ベライゾンが入札提示金額のなかにヤフーの保有特許分を含んでいないためと記している。

【参照情報】
Yahoo Lines Up Bids for About 3,000 Patents - WSJ
Yahoo Offering More Than 3,000 Patents Amid Strategic Reviews - Bloomberg
Yahoo trying to sweeten sales pot with patent portfolio - CNET

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