capture image: The Pokemon Go Phenomenon, by the Numbers(Bloomberg)
「Pokémon Go」開発元、ロケーション広告サービスの投入を示唆(FT報道)
2016.07.14
Updated by WirelessWire News編集部 on July 14, 2016, 11:44 am JST
capture image: The Pokemon Go Phenomenon, by the Numbers(Bloomberg)
2016.07.14
Updated by WirelessWire News編集部 on July 14, 2016, 11:44 am JST
米国やオーストラリアなどで先ごろリリースされて以来、各地で大ブームを巻き起こしている任天堂のAR(Augumented Reality)ゲーム「Pokémon Go」について、同ゲームの開発元で任天堂と協力するナイアンティック(Niantic)が、スポンサー付きのロケーションを企業などに提供して新たな収益源とする考えであることが、FTの報道で明らかになった。
この報道によると、ナイアンティックが投入を想定するのは「スポンサード・ロケーション(Sponsored Locations)」と呼ばれる仕組みで、「Pokémon Go」プレイ中に画面に表示される特定の場所をスポンサー企業に販売し、小売店や飲食店といった実際のビジネスの集客に役立てるというもの。
グーグル(Google)のスピンオフで、同社や任天堂、株式会社ポケモンが出資するナイアンティックはARゲーム「Ingress」の開発元。「Ingress」では「スポンサード・ロケーション」と似た仕組みが提供されており、米国では薬局チェーンのデュアンリード(Duane Reade)やカフェチェーンのジャンバジュース(Jamba Juice)が、また日本でも東京三菱UFJ銀行やローソンなどがスポンサー料を支払って自社の店舗などをゲーム上の重要地点にしているという。
「Pokémon Go」には、ユーザーがゲーム上で使えるアイテムなどを入手できる「ポケストップ(PokéStop)」や、他のユーザーと対戦できる「ジム(Gym)」を特定の地点に配置する機能が組み込まれている。「スポンサード・ロケーション」の提供にあたっては、スポンサーとなった企業の店舗などを「ポケストップ」や「ジム」に指定するというやり方が考えられる。またスポンサー料の設定については、スポンサードされた地点を訪れたユーザーの数に応じて徴収する一種の成果報酬型課金のやり方が想定されているという。
なお、この話題に触れたGizmodoでは、同ゲームのソースコード中にみつかったスポンサード・ロケーション関連のコードがマクドナルド(McDonald's)に関連付けられているとし、同社がこの仕組みを利用する最初の企業になる可能性があるという話を伝えている。
【参照情報】
・Advertisers set for a piece of ‘Pokémon Go’ action - FT.com
・'Pokémon Go' sponsored locations will let brands in on the fun - Engadget
・Your next Pokémon Go gym battle may be at a sponsored location - The Verge
・Ad Agencies Scramble to Form ‘Pokémon Go’ Strategies - WSJ
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