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遺失物の場所を持ち主に通知するサービス、BLEタグを利用してMAMORIOと相鉄、高島屋が提供

2017.03.09

Updated by Naohisa Iwamoto on 3月 9, 2017, 06:25 am JST

落としたり置き忘れたりした所有物を、IoTの仕組みを使って地図上で検索できるようなサービスが登場している。そうした中で、遺失物が「忘れ物センター」などに届けられた際に自動的に持ち主に通知できるサービスが、MAMORIOと相鉄グループ、高島屋横浜店などで始まった。

MAMORIOは、Bluetooth Low Energy(BLE)を使った小型のタグを財布やカギなどの大切なものに付けておくことで、置き忘れ防止アラートと紛失場所の地図表示などができるIoTデバイス。自分のスマートフォンアプリとひも付けておくことで、スマートフォンとタグが離れたときの通知や、タグが最後にスマートフォンと離れた場所をサーバー上に登録して位置を確認ができる。また、MAMORIOアプリを導入しているユーザーのスマートフォンを相互に活用して遺失物の最新の場所を確認できるクラウドトラッキング機能も備える。

相鉄グループと実施する「お忘れ物自動通知サービス」の試験では、クラウドトラッキング機能を活用して、遺失物の早期発見を推進する。具体的には相鉄グループの忘れ物センターなどを、MAMORIOのタグの情報を受信してサーバーに登録する「MAMORIO Spot」とする。これにより、MAMORIOを付けた遺失物が忘れ物センターに届いた時点で、自動的に所有者のアプリに届いた忘れ物センターの名称などを通知できるようになる。

相鉄グループでは、相鉄線二俣川駅「お忘れ物センター」、相鉄バス横浜営業所、横山駅西口の商業施設である相鉄ジョイナス内の2カ所の防災センターの計4カ所にMAMORIO Spotを開設。相鉄線や相鉄バス、相鉄ジョイナスから集まってきた遺失物が、これらのMAMORIO Spotに届いたときに、MAMORIO利用者に速やかに自動通知することで遺失物が届いた場所をいち早く確認できるようにする。二俣川駅のお忘れ物センターには年間8万5000件に上る遺失物が届けられており、IoTを活用したMAMORIO Spotの導入で遺失物の早期返還に期待する。試験は2017年3月7日から3月31日まで実施する。

またMAMORIOでは、横浜駅西口の百貨店、高島屋横浜店でも3月8日からMAMORIOの販売を開始する。百貨店としてMAMORIOの販売は初とのこと。高島屋横浜店の財布売り場でMAMORIOを提供することで、紛失に対する安心感も同時に提供できるようにする。高島屋横浜店の一部のフロアでは、MAMORIOを付けた忘れ物が届けられたときに自動的に所有者に通知するサービスを同時に提供する。

【報道発表資料】
MAMORIO、相鉄グループと共同でお忘れ物自動通知サービスを試験導入
百貨店初、世界最小クラスの紛失防止IoTデバイス「MAMORIO」を髙島屋横浜店で販売開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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