WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

イスラエル ビル イメージ

イスラエルに関連した海外メディアの報道 2017年10月第一週

2017.10.12

Updated by Wataru Nakamura on October 12, 2017, 12:27 pm JST

テルアビブでもっともホットなベンチャー10選【Wired UK】
Wired UKがテルアビブの注目すべきベンチャー10社をピックアップ。リモートワーク向けオンラインプラットフォームのDapulse、オープンソースのソフトウェア配布サービスのJFrog、産業向けドローンのAirobotics、農作物収穫量予想テックのTaranis、オンラインショッピング向け検索技術のTwiggle,視覚障害者向けの認識カメラを開発するOrCamなどが選ばれている。

The hottest startups in Tel Aviv

メキシコ地震の被災者発見に役立つイスラエルの技術【Times of Israel】
イスラエル企業のキャメロ・テックが開発した電波技術は、厚い壁の内側をも見通すことができるもので、メキシコ地震で瓦礫に埋もれた被災者の捜索に役立っているという。同社の技術は、様々な厚さの複数の壁の先を20mまで見通してイメージ化でき、壁の向こうでの小さな動物の動きなども探知できるという。

Israeli tech helps Mexican rescuers locate quake victims

豪ニューサウスウェールズ州、イスラエルとのR&Dイノベーションプログラムを発表【ZDNet】
オーストラリアのニューサウスウェールズ州当局は先ごろ、同州とイスラエルのビジネスを拡大するための新たなイノベーションプログラムを発表。イスラエル企業とのR&Dプロジェクトで協力するオーストラリアのベンチャーや中規模企業に最大で2万5000豪ドルの補助金を交付。また、イスラエルイノベーション庁が現地側の企業に同様の補助金を出すという。

NSW and Israel announce R&D innovation program

ベングリオン大学、米アリゾナ州およびメキシコの大学とハイテク研究で協力【Times of Israel】
イスラエルのネゲブにあるベングリオン大学が、アリゾナ大学およびメキシコ国立自治大学との研究、イノベーションおよびベンチャー事業での協定を締結。合弁事業や技術移転、共同研究、産学共同の試み、大学のハイテクパークやハイテク関連の取り組みで協力していくという。

Ben-Gurion University signs research deals with Arizona, Mexico counterparts

米アビオメッド、イスラエル医療機器メーカーのMagentaに1500万ドルを投資【Reuters】
小型心臓ポンプや人工心臓を開発する米アビオメッドが、イスラエル医療機器メーカーのマジェンタメディカルに1500万ドルを投資。この投資には、イスラエルのVCであるピタンゴや日本のJAFCOなども参加しているという。マジェンタは急性心不全の治療のための医療装置を開発している。

Abiomed invests in Israeli medical device maker Magenta

IBM、イスラエルのデータセンターネットワーキングベンチャーのCloudigoを買収【DataCenter Knowledge】
IBMが、イスラエルのデータセンターネットワーキングベンチャーのクラウディゴーの買収で合意。同社の開発チームはIBMのクラウドイノベーションラボに合流するという。IBMのワトソンおよびクラウドプラットフォーム部門のGMを務めるジョン・コンシダイン氏は、「同ベンチャーのネットワーキング技術はデータセンター効率の向上につながる」としている。

IBM Acquires Israeli Data Center Networking Startup Cloudigo

イスラエルと中国、北京で初のアクセラレータープログラムを立ち上げ【Times of Israel】
イスラエル経済省は1日、中国の盛景グループとの協力によるアクセラレータープログラムを北京で立ち上げることを発表。このプログラムは、イスラエルのテック企業による中国市場参入をサポートすることを目指すもので、イスラエル企業5社に中国市場展開における専門知識やメンターシップ、資金調達リソースなどを提供するという。

Israel, China set up first accelerator program in Beijing

電話の音声から健康状態をモニタリングするアプリを開発するHealthymize【Times of Israel】
ハイファのベンチャーであるヘルシマイズは、電話の音声をモニタリングすることで、様々な健康上の問題を見つけ出すAIアプリを開発している。クラウドベースで完全に自動のこのソフトウェアは、喘息や慢性閉塞性肺疾患、心臓疾患、精神病などの兆候を音声パターンから発見するというもの。コネクティッドヘルス関連ベンチャーコンテストで優勝した同社は、今後世界各国でのトライアルを控えている。

Druze-Jewish startup taps phone calls to monitor speakers’ health

イスラエルでのエンジニア採用でグーグルやアップルに競合するシティバンク【live mint】
シティグループは、イスラエルで新たに50人のエンジニアの採用を開始。募集しているのは、同社が2011年に現地に立ち上げたテックラボでビッグデータやAI、インターフェースデザインなどに関連する仕事に携わるエンジニアだという。イスラエルでは、エンジニア人材の不足が続いており、シティ・イスラエル支社のニール・コーニーCEOは、エンジニア採用において「他の銀行ではなく、フェイスブックやグーグル、アップルなどを競合とみなしている」と語っている。

Citigroup up against Apple, Google in hunt for tech experts

イスラエルイノベーション イスラエルイノベーション特集の狙い

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。