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会議室の利用効率化をIoTで手軽に実現、「ビジネスパック」をサテライトオフィスが提供

2017.10.19

Updated by Naohisa Iwamoto on October 19, 2017, 06:25 am JST

IoTには規模の大小を含めて様々なソリューションが考えられるが、オフィスワーカーにありがたいものとして社内の会議室の利用状態をIoTで管理して利用の効率化を図るソリューションがある。こうしたIoTソリューションを「ビジネスパック」として提供して、簡単に導入できるようにする商品の提供が始まった。

インターネットシステムのソリューションベンダーであるサテライトオフィスが提供するもの。IoTセンサーとビジネスフロー作成ツールを組み合わせたIoTシステムの「MESH」を利用した「会議室の効率化対策システム」である。同社が展開する法人向けビジネスパックの第一弾として提供を開始した。

MESHプロジェクトは、ソニーの新規事業創出プログラムから生まれた新規事業で、IoTセンサーの「MESHタグ」とビジネスフロー作成アプリの「MESHアプリ」から構成される。これを導入することで、簡単にIoTセンサーを使ったビジネスフローが作成できるのだが、サテライトオフィスではさらに容易にソリューションを導入できるようにビジネスパックとしてシステムを製品化し、販売することにした。

会議室の効率化対策システムでは、MESHタグのうち、人感センサーとボタンセンサーを利用する。これらにより会議室の利用状況を検知し、「予約したのに利用していない」ことや、「会議が早く終了した」ことを判断することで、会議室管理の効率化につなげる。具体的には、サイネージを利用した会議室全体の空き状況表示や、スマートフォンを利用したそれぞれの会議室の空き状況表示で、利用状況の全般を把握しやすくする。さらに、事前予約されていながら会議室が使われていない場合の予約の自動解除、会議が早く終了した場合の予約の解放により、会議室の一層の効率利用を図る。また、会議終了10分前に、音声で連絡する機能では、会議が長引くことの防止につながり会議室の利用効率を高める効果に期待できそうだ。

【報道発表資料】
サテライトオフィス、IoTセンサー「MESH」 を利用した ビジネスパックを販売開始  第一弾 “会議室の効率化対策システム”

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。