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宇宙ステーション イメージ

VRカメラが宇宙へ、宇宙ステーションの疑似体験も可能か

2017.12.05

Updated by WirelessWire News編集部 on December 5, 2017, 07:00 am JST

イスラエルの「Humaneyes Technologies」が開発したVR(バーチャルリアリティ)用のカメラが宇宙ステーションに運ばれて、ナショナルジオグラフィックの製作するドキュメンタリー映像の撮影に使われる。イタリア人宇宙飛行士のパオロ・ネスポリが、「国際宇宙ステーション(ISS)」に持ち込んで、「One Strange Rock」(一つの変わった岩)というドキュメンタリーのために宇宙ステーションでの仕事や生活を360度の3Dかつ4Kの映像で記録する。

Humaneyes社は2000年の設立。当初は印刷技術にフォーカスしていたが、2014年にVR分野に進出し、消費者にも手の届く製品を目指して開発した「Vuze」は、プロ用のVRカメラが15,000ドルから60,000ドル(何百万円のレンジ)な中、800ドルから1,000ドルで販売している。10万円で小型ながら高画質の3D映像を一般の消費者が撮影可能になるということで、VuzeはCES 2017のベスト・スペシャル・ビデオカメラというアワードを受賞している。日本では、夏にクラウドファンディングによる先行販売が行われた(「9万円台実現!圧倒的低価格3D 360° 4Kカメラ本格上陸」)。

VRゴーグルがあれば宇宙ステーションを疑似体験できる日も近い。

【参照情報】
The National Geographic Channel Just Sent a VR Camera Into Space
National Geographic channel: just sent a VR camera to space to shoot a virtual reality experience.
VR Space Exploration – The Vuze VR camera is going where no man has gone before…

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