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自営でLPWA網の運用が可能な「Wi-Fi Halow」、普及に向け国内に推進協議会を設置へ

2018.10.24

Updated by Naohisa Iwamoto on October 24, 2018, 06:25 am UTC

Wi-Fi Allianceが発表し、IEEEで規定されているLPWA通信規格の1つである「IEEE802.11ah」(Wi-Fi Halow)。IoT向けの通信システムとしての活用が期待されるWi-Fi規格である。このIEEE802.11ahの国内における利用実現に向けて、普及推進活動をする組織が発足する。

発足するのは「IEEE802.11ah推進協議会」で、2018年11月7日の発足を予定している。活動内容としては、802.11ahの日本国内における利用実現に向けた技術検討、実証実験、情報収集、関係機関への働きかけなどを行い、802.11ahの普及促進活動を推進する。発足に先駆けて、IEEE802.11ah推進協議会準備局を設置し、アイランドシックス、セコム、NTT東日本、富士通、無線LANビジネス推進連絡会、横河電機の各社・団体が準備局を構成する。

802.11ahは、920MHz帯を利用するLPWA方式の1つ。ワールドワイドなデファクト規格をベースにしたものであり、IP通信が可能、フルオープン、自営設置が可能という特徴を持ち、数Mbps程度のスループットが得られる可能性がある。自営でLPWAネットワークを構築し、画像の送信やファームウエアのアップデートなど一定量のデータを長距離伝送するような用途で、有効に利用できると見られる。国内での利用条件などは現時点では確定していないが、IEEE802.11ah推進協議会の活動を通じて、国内での利用実現に向けた動きを加速させたい考えだ。

IEEE802.11ah推進協議会準備局では、10月23日から会員の募集を開始する。

【Webサイト】
「802.11ah推進協議会」の発足と会員募集について

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。