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ストレスとリモートワークの関係に関する調査 ほか

Workstyle News November 4th week,2018

2018.11.28

Updated by Wataru Nakamura on November 28, 2018, 16:00 pm JST

WeWork、マンハッタンのオフィススペース専有面積でJPモルガンを上回ってトップ企業に【WSJ】
コワーキングスペース企業のウィーワーク(WeWork)は先ごろ、マンハッタンで借りているオフィススペースが530万平方フィート(約49万㎡)に達し、同地域でオフィススペース専有面積がトップにあったJPモルガンを上回ったという。中小企業を中心に多くの企業で柔軟なワークスペースへの需要が高まっていることが同社の成長につながっているとみられる。

原文:WeWork Surpasses JPMorgan as Biggest Occupier of Manhattan Office Space

人材不足の企業に遠隔エンジニアチームを提供するターミナル【Quartz at work】
企業のリモートオフィス開設をサポートするターミナル(Terminal)は、オフィススペースだけでなく、エンジニアチームを調達し、彼らがクライアントの業務を行うためのサポートまでを提供している。同社はトロントやモントリオール、バンクーバーなどエンジニアリング人材の豊富なカナダの都市でWeWorkからリモートオフィススペースを調達し、ベイエリアのクライアントに向けてサービスを提供している。

原文:In the future, companies won’t hire remote employees. They’ll hire remote teams

#MeToo運動拡大で職場でのセクハラ申し立て数が増加【CNN】
#MeToo運動が拡大するなか、昨年から今年にかけての1年で米雇用機会均等委員会(US Equal Employment Opportunity Commission)への職場でのセクハラに関する申し立ての数が急増したという。このような申し立ての数は2017年10月1日〜2018年9月30日までの1年で前年比12%増加したといい、これらに申し立てに基づいて同委員会が訴訟を起こしたケースも50%増えたという。

原文:Workplace sexual harassment claims have spiked in the #MeToo era

2018年版、米国企業ワークライフバランス格付け(Comparably調査)【Forbes】
企業における報酬や文化、キャリアなどを調査するComparably.comが、2018年版の「ベスト・ワークライフバランス」企業リストを発表。米国の従業員500人以上の大企業において、コーヒーチェーンのスターバックスが首位に立った。以下、会計ソフトウェアメーカーのインテュイット(Intuit)、が2位、ECサイトのオーバーストック・ドットコム(Overstock.com)3位、旅行サイトのエクスペディア(Expedia)が4位、小売大手のコストコ(Costco)が5位と続いている。なお、同調査では他にも「デザイン関連産業、IT関連産業従事者がもっとも燃え尽き症候群になりやすい」、「市場でトップ25%に入る一流企業の従業員は、そうでない企業の従業員に比べて燃え尽き症候群になる人の割合が少ない」、「上司から休暇中でさえ働くことを期待されている従業員は全体の29%」といったインサイトが紹介されている。

原文:The Highest-Rated Companies For Work-Life Balance In 2018

職場での幸福度は福利厚生や仕事環境に依存(Comparably調査)【Tech Republic】
Comparably.comが4万5000社以上の米国企業の従業員を対象に職場環境に関する調査を実施。500万件以上の職場への評価をまとめたこの調査によれば、従業員の職場での幸福度は報酬、福利厚生、仕事環境、従業員への価値提案に対する満足度に大きく左右されていたといい、大企業よりも中小企業の従業員で幸福度が高い傾向にあった。

原文:Employee happiness depends on benefits and work environment, survey says

ストレスとリモートワークの関係に関する調査【Science Daily】
「European Journal of Work and Organizational Psychology」誌に先ごろ掲載されたリモートワークに関する研究によれば、リモートワークにおいて従業員のウェルビーイング(心身の健康)を維持、燃え尽きを防ぐためは本人の仕事の自由度が極めて重要だという。また、自由度が高い仕事に従事する場合にも、本人の感情的安定性が高い場合がもっとも結果が出やすく、いっぽうで低い場合は燃え尽き症候群に影響されやすくなるという。

原文:Out of office: Examining the relationship between stress and remote work

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。