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ダイムラー、ローカル5G網を配備した新工場をオープン(他2本)

5G News September 3rd week,2020

2020.09.16

Updated by Wataru Nakamura on September 16, 2020, 07:00 am JST

CBRSオークションの真の勝者【Fierce Wireless 9/8】
米FCC(連邦通信委員会)が先ごろ行った「CBRS(Citizens Broadband Radio Service:市民ブロードバンド無線サービス)」向けの3.5GHz帯のオークションには、大手通信事業者だけでなく、業界内外から多数の小規模な事業者が参加。周波数帯ライセンスを取得した。この中にはAlyrica Network(オレゴン州のISP、19のライセンスを136万ドルで取得)やChevron USA(米石油・ガス関連企業、26のライセンスを106万ドルで取得)、Deere & Company(米農業機械メーカー、5つのライセンスを54万5999ドルで取得)、LocaLoop(ミネソタ州の固定無線サービス事業者、113のライセンスを580万ドルで取得)などの事業者が含まれ、取得した周波数帯をローカルLTE/5G網の構築や5G固定無線サービスに活用するとみられている。様々な企業による「CBRS」周波数帯の活用は米通信市場に新たなビジネスモデルを生み出し、市場の変革やさらなる成長をもたらす可能性がある。

原文:Marek’s Take: Private networks, fixed wireless are winners in CBRS auction

ダイムラー、ローカル5G網を配備した新工場をオープン【Mobile Europe 9/9】
ドイツのダイムラーは先ごろ、同国のジンデルフィンゲンにローカル5Gネットワークを配備した新工場「Factory 56」をオープン。この5Gネットワークはエリクソン(Ericsson)とテレフォニカ・ジャーマニー(Telefonica Germany)が構築したもので、自動車工場にローカル5Gが導入された世界初の事例となる。ダイムラーのオーラ・ケレニウスCEOは「Factory 56」について「資源効率性が高く、ネットワーク化され、柔軟な生産を実現し、メルセデス・ベンツの将来的な自動車生産の方向性を定める工場となる」と語っている。

原文:Daimler opens Factory 56 with private 5G network

台湾経済部、ローカル5G市場向けに国内のサプライチェーンを育成へ【Taipei Times 9/9】
台湾経済部(日本の経産省に相当)は先ごろ、急成長するエンタープライズ向けローカル5G市場を開拓するために国内のサプライチェーンを育成し、5G業界の成長を促す新たな計画を発表。経済部の5Gオフィスは、5G関連機器を開発する国内企業同士を橋渡しし、同技術の新たな分野への活用を促すという。5Gオフィスの責任者を務める許冬陽氏は「ローカル5G市場には台湾の通信機器・サーバーメーカーが大手メーカーの独占を崩す大きなチャンスがある」と指摘している。

原文:Ministry to foster supply chain for 5G private networks

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。