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エリクソン、米国の5Gスマートファクトリーに5,000万ドルを追加投資

5G News May 4th. week, 2024

2024.05.22

Updated by Wataru Nakamura on May 22, 2024, 23:03 pm JST

スウェーデンのエリクソンは、テキサス州ルイスビルにある同社の「USA 5Gスマートファクトリー」で開催されたイベントの中で、同工場に新たに5,000万ドル(約78億円)を追加投資する計画を発表した。米国での通信機器生産をさらに拡大し、現地の5G製品への需要増に対応する。

このスマートファクトリーは、エリクソンが2020年に1億ドル(約156億円)を投資して開設したもの。CBRS周波数帯とミリ波を活用した2種類のローカル5G網が導入されており、定置型ロボットやAGV(無人搬送車)、AMR(自律走行搬送ロボット)などが配備されている。

新たな拡張により、米国の主要顧客向けにOpen RAN対応製品を含む新規および既存の無線機とベースバンド(RAN Compute)を現地から納入可能になるという。

エリクソン北米支社のYossi Cohen CEOは「この拡張により、エリクソンの先進的なMassive MIMO無線機と最新のRAN Computeプラットフォームの生産を加速できる」とし、「米国の顧客の変化する需要に対応し、当社の技術的リーダーシップへのコミットメントを強化できる」とコメントした。

なお、エリクソンは2023年12月、米通信大手のAT&TとOpen RAN展開に関する140億ドル(約2兆2,300億円)規模の契約を締結している。

[関連情報]
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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。

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