• 執筆者一覧Contributors
  • メルマガ登録Newsletter

WirelessWire News編集部 wwn_editor

「賢明な消費」は、はたして存在するか?

消費社会において個々の消費者は群衆の中に埋没したのか、私たちの消費体験は幻影に過ぎないのか、今回は消費文化や消費主義の台頭がいかに論じられてきたのかに注目しながら考えてみたい。

2023.06.27

光ピンセットで世界制覇を狙え!

「光ピンセット(optical tweezers)」は、光圧(ひかりあつ)という光の圧力を使った新しい技術です。例えば、血液中の赤血球を捕まえて自由に移動させたり、あるいは水と油に溶けているそれぞれの物資を光ピンセットで近付けて化学反応させる、などという芸当が可能になります。

2023.06.23

成熟した人間は、他人の助けを上手に借りて、人間関係のなかで生きていくことを楽しめる

映画「魔女の宅急便」(1989年)は、空前のバブル景気(1986-1991年)の真っ只中に公開された。日本の人々は浮かれ、華やかな消費社会が花開いていた。1985年には男女雇用機会均等法が制定され、女性の社会進出が声高に叫ばれ、フェミニズムが経済的自立をうたった。

2023.06.22

語り継がれず消えてしまう、もうひとつの東京

精神科医である筆者は、どちらかといえば平凡な人間であるが、縁あって研究者としてホームレスの人の支援に10年以上関わっている。現場で実際にホームレスの人を支援している人たちは尊敬すべき人々である。

2023.06.20

有機エレクトロニクスはSociety 5.0社会の実現に資することは可能か?

山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)は、有機エレクトロニクス実用技術の研究開発成果を産学連携で推進するセンターとして2013年に設立されました。このセンターの大きな特徴は事業化・産業への応用(社会実装)を最重要視していることです。

2023.06.17

もはや国家権力と変わらない性能を有している民間の地球観測技術

いつでも地球観測衛星が地球全域を観測して、リアルタイムで地球に何が起きているかという情報を人々が共有する時代。我々はそんな時代の入り口に生きている。

2023.06.15

デジタル分野の新境地の向こう側:その先にある産業と社会の未来

日本では、Society 5.0の取り組みによって産業や社会が劇的に変わってきた。特に、今回の新型コロナウイルスの世界的流行によって日本のインダストリー4.0の取り組みが加速している。

2023.06.09

[6月26日開催] AIの主役はアルゴリズムではなく「データセット」だった! ChatGPTを作れなかった日本が目指すべきこれからのAI開発

AIはデータを「食って」駆動しているため、与えるデータによってアウトプットは大きく異なります。つまり、データセットはAIの性能を決定づけるもの。しかしながら、それが深く議論された機会はさほど多くはないのではないでしょうか。

多様な翻訳が可能な科学は、創造的活動のソースとなる

画期的なものや人、出来事に出会ったとき、人はそれを境にそれまでの考え方やふるまいを変えることがある。よく著名人のインタビューなどで「あなたを変えたひと言は何ですか」のような質問を耳にするが、誰かが何の気なしに言ったアドバイスや、モットーのようなものが自分の中に強く残り、その後の行動を変容させることがままあるのだ。

2023.06.08

大雨が降り続けるとき、何が起こっているのか

梅雨の後半や台風シーズンになると、土砂降りの雨が何時間も続き、ときには雷を伴うこともある。このように長く降り続く大雨のことを「集中豪雨」という。この土砂降りの雨をもたらすのは、雷雲とも呼ばれる積乱雲である。

2023.06.05

使い手は設計者を爽快に裏切っていく。多種多様な切実さを逃さないために作るべきもの

都市計画の仕事をしていると、「都市ににぎわいを取り戻したいんです、どうしたらよいでしょうか?」と頼まれることがある。頼まれるたびに、いつもちょっと困った気持ちになる。

2023.06.01

人間の自然知能から着想した新たな推論と計算

生物学や医学という学問分野は、定式化が難しく、個々の事例を重ね、知識を積み上げる分野。予想外の新事実が見い出されれば、辞典に一項目が増える。

2023.05.31