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WirelessWire News編集部 wwn_editor

「ものづくり人」の世界こそが文化の基層である

高校時代に「それはおかしいやろ」と思った先生の一言を思い出す。同級生たちがそれなりに考え、工夫した文化祭の出し物や展示を見た担任の先生が「君たちの『文化』は文化住宅の『文化』やなあ」と仰ったのだ。

2023.01.17

多幸症的な幻想を振りまくことのできない時代に万博を開催するということ

一般に万博というと、だだっ広い満艦飾の会場に多くのパビリオンが林立し、参加各国による観光と物産の展示や大手企業による最新技術の展示が繰り広げられている光景を連想する人が多いだろう。

2023.01.16

上座とは、時間を流す装置である

建築において、日本は中国とは違う国から深い影響を受けている。私はこれを言葉の来た道から考察してみた。

2023.01.13

機械のアニミズム

アニメ「風の谷のナウシカ」は、特別に漫画やアニメが好きな人でなくても、この作品を視聴したことのある人は多いはずだ。

2023.01.12

企業の価値は存続にある

ファミリービジネスは、大昔から現在まで企業形態の中核を形成してきた。なぜかというと利潤の最大化ではなく、事業の永続性こそが最大の目的となるからである。

2023.01.11

朽ちる現代アート

砂澤ビッキの「四つの風」という彫刻作品は、札幌芸術の森野外美術館にあるが、現在この作品は風雪の影響で三本が朽ちてしまい、残り一本だけが残っている。

2023.01.10

1週間先の天気を見通せない理由

毎日のように週間天気予報をチェックしていると、気づくことがある。それは、先のほうの予報は結構コロコロ変わっていくということだ。

2023.01.06

時間を重視することで生まれた、和の空間

和室とは、自然に囲まれた空間だということができる。これは、実は日本人の時間に対する感性に深く関係する。

2022.12.27

死者の尊厳といのちの操作

死には、公表されるものと秘匿されるものがある。新型コロナに罹患して亡くなった人のことについては、親戚にさえ言えないという例があった。病気に罹った事自体が過ちのようにとられかねないからだ。

2022.12.26

正しくあれない自分に耐え、不恰好に生きるということ

この数カ月、宮崎駿のマンガ版『風の谷のナウシカ』についての研究を続けている。新しい環境倫理のあり方を模索するためだ。

2022.12.23

あなたが聞いているのは「言葉」ではなく「声」である

私たちが日々、何気なく使っている声には凄まじい力がある。こう言うと多くの人は「なんのこと?」と思うかもしれない。声は話すときに使うもの。それはあまりに日常的で、当たり前すぎて、言葉や話し方を考えることはあっても、「声そのもの」など意識することがないのが多くの人の実情だろう。

2022.12.22

プーチンの戦争と日米同盟、石原慎太郎との大げんか

小学校(国民学校)5年の夏休みに聞いた玉音放送。2学期が始まり、一斉に大人たちが民主主義を語りだす。これまでの価値観がひっくり返り、もう自分の眼で見たこと、確かめたことしか信じないと誓った。

2022.12.21