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  • AIは監視資本主義とデジタル封建主義を完成させるか

    2023.04.13

    メレディス・ウィテカーによる「ChatGPTに代表される今話題のAIサービスの多くが、巨大な消費者市場から得られたデータ資源とそれを握るビッグテックへの権限の集中の結果生まれたもので、中立的でも民主的でもなく、倫理的な懸念がある」という指摘が話題になりました。

  • 米国の国家サイバーセキュリティ戦略とインフラとしてのオープンソース

    2023.03.23

    米国のバイデン政権により発表された国家サイバーセキュリティ戦略では、「サイバーセキュリティは、我々の経済の基本機能、重要インフラの運用、民主主義並びに民主的制度の強靭さ、データや通信のプライバシー、そして国家防衛に欠かせない」として、5つの柱を掲げています。

  • インチキAIに騙されないために

    2023.01.11

    「AI」は現状、関連性はあるがかなり異なる多くのアプリケーションを総称するアンブレラタームですが、不確実性や曖昧さが少ないアプリケーション、もしくは囲碁のようなルールが明確なゲーム分野では大きな進歩を遂げています。

  • 風上の人、スチュアート・ブランドの数奇な人生

    2022.12.15

    実は、前回の「クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承」にもスチュアート・ブランドの名前が出てきますが、思えばこの文章自体「批判的継承」がテーマでした。批判的継承には教養が必要であり、クリストファー・アレグザンダーと同じく広く後進に影響を与え、また何度も転身を重ねてきたスチュアート・ブランドの伝記本自体、一種の教養本として読めるのではないかと思い当たりました。

  • メディアとしてのメタバースのメッセージを(ニコラス・カーが底意地悪く)読み解く

    2022.09.21

    次世代VRヘッドセットが発表されるバーチャルイベントMeta Connect 2022が来月開催されます。いまや「過度な期待」のピーク期に位置付けられるメタバースですが、Metaがどのように我々をメタバースに導こうとしているかを一歩引いて考えるのに面白いかと思い、ニコラス・カーの論考を紹介します。

  • ソーシャルネットワークの黄昏、Web 2.0の振り返り、そして壊れたテック/コンテンツ文化のサイクル

    2022.08.21

    Facebookが社名をMetaに変更したのは、もちろんメタバースの会社に変えていくという意思表示には違いありませんが、Facebookというブランドイメージの失墜の影響を無視はできません。この10年近く定期的に見てきた覚えがある、若者のFacebook離れについての最新報告が最近も話題になりましたが、友達とのつながりよりも利用者が好みそうな動画が優先される機能変更、早い話が「TikTok化」も、そうした状況の打開を目論んでのことでしょう。

  • ある「パソコンの大先生」の死

    2022.07.28

    今回のワタシの文章は、Web3やらメタバースやら、いまどきな話題とまったく関係のない、もっとスケールの小さい、個人的な、早い話がとてもしょぼい話題になります。一種の恥さらしとすら言って良いでしょう。話は今月半ば、自室のデスクトップパソコン(以下PC)を起動しようにも、再起動を繰り返すようになったところから始まります。