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考える「食」

目指すべきは「便利」より「快適」か?

DXを語るときに「利便性の向上」がフィーチャーされることは多い。顧客にとっての利便性、商売をする側の利便性、コスト削減など、利便性にもいくつかの側面があるが、消費者相手のビジネスのフロントエンドにおいて、利便性より重視すべきは快適性ではないか、と感じることが多い。

2022.09.29

ウイスキーも「一期一会」である ウイスキーと酒場の寓話(40)

前回は、「食」について一期一会であることを書いたが、「酒」についても、一期一会であることを意識していたい。旅先で出会った地酒や地元バーテンダーによる抜群のカクテルなどももちろんであるが、特にウイスキーには一期一会という側 […]

2021.01.01

食は「一期一会」である ウイスキーと酒場の寓話(39)

久しぶりに若い頃に住んでいたあたりに用があったので、当時、給料が出た後などにたまの贅沢で行っていた美味い寿司屋へ向かった。ところが、寿司屋だったはずの場所は、小洒落たブティックになっていた。インターネットで調べてみると、 […]

2020.12.18

「文化」と「文明」の関係とは? ウイスキーと酒場の寓話(38)

「文明」と「文化」については、国語辞典で調べるとそれぞれの意味は分かるし、「文明 文化 違い」などで検索すれば、優れた論がいくつも出てくる。ここでは、文明と文化の関係というものを意識しながら両者を考えてみたい。 まず、故 […]

2020.11.25

言葉に宿る正と邪の「コード」 ウイスキーと酒場の寓話(37)

アフターコロナのニューノーマルなどといったところで、表層的な部分はまだしも、人間の根幹を構成しているような「コード」(規定、あるいは不文律のようなもの)にまで根本的な大転換が起こるとは考えにくい。特に良い歳にもなっていれ […]

2020.09.30

人生には「お通し」が必要である ウイスキーと酒場の寓話(36)

居酒屋で飲んでいると「おっと、ここでこれ来ますか!」ということがたまにある。これ、意図して注文したものというよりは、その日によって異なる「お通し」などに良くある嬉しい不意打ちなのだ。 ずいぶん前のことだが、東京・恵比寿の […]

2020.08.16

ウイスキーを「携帯」する ウイスキーと酒場の寓話(35)

前回、山の温泉に行ったら夜はスキットルで持参したウイスキーを飲む、と書いた。今回はスキットル、あるいはウイスキーを持ち歩く、ということについて。 以前、「スキットル」や「ヒップフラスコ」を検索して驚かされたことがある。使 […]

2020.08.07

楽しい山の温泉めぐりと失われた宿 ウイスキーと酒場の寓話(34)

大きな風呂に浸かって思い切り手足を伸ばし、「あ”ーーーっ」(アとウとガの間のような音のつもり)と唸る。本当に温泉は良いものだ。しかし、温泉といってもピンキリである。何度でも行きたくなる温泉の条件はいくつかあるが、「源泉の […]

晩飯の待ち合わせはバーにしよう ウイスキーと酒場の寓話(33)

誰かと晩飯を食べに行くというときには、「待ち合わせ」というものが必要になる。どこで待ち合わせるかというのは、実はけっこう大きな問題であり、いろいろなことが問われもする。良いレストランやホテルなどには「ウエイティング・バー […]

2020.07.27

冷やし中華に「力み」は要らない ウイスキーと酒場の寓話(32)

今年は、なかなか暑くならないが(特に御殿場は、標高450mということもあってかなり涼しい)、夏が近づいてくると猛烈に食べたくなるものの一つに「冷やし中華」がある。鰻と違って定期的に切れてくる感じではなくて、この時期に2、 […]

2020.07.21

「貧乏くさい」は貧乏にはるかに劣る ウイスキーと酒場の寓話(31)

「一見、貧乏ではないのに、やっていることが貧乏くさい」。これは、いまの日本を象徴している。逮捕されても辞職しない、離党はするが辞職はしない、など一部の国会議員の貧乏くささにはまったく辟易するが、市井の人々にも、自覚的かど […]

2020.07.16

1976年にすべてがある ウイスキーと酒場の寓話(30)

まだ酒が飲める年齢ではなかったが、1976年は私にとっては特別な年である。何が特別なのかというと、その後の音楽遍歴に決定的な影響を及ぼすことになる節目の年だからである。ざっと、1976年のアルバムや曲とそれにまつわる話を […]

2020.07.02