新年度が始まったこの週は、3月末の携帯電話契約数が大幅に伸びた統計の発表や、「070」番号を携帯電話でも利用していくといったニュースがあった。イー・アクセスのイー・モバイルサービスで通話やデータ通信がしにくい状況になるというトラブルもあった。
2013.04.08
電気通信事業者協会(TCA)は2013年4月5日、2013年3月末の事業者別契約数を発表した。3月は携帯電話3社の合計の純増数は159万件と、前年3月の129万3000件に比べて約23%増加した。
2013.04.05
総務省、携帯電話事業者各社は2013年4月1日、現在はPHSで使われている「070」から始まる電話番号を、2013年11月から携帯電話にも割り当てるようにすると発表した。携帯電話で使われている「080」「090」から始まる番号が枯渇する可能性があるための措置だ。
2013.04.01
東日本大震災から2年が過ぎて、さまざまな災害対策が実際に動き出している。基地局の災害対策や移動基地局車の高速対応、パケット通信で音声メッセージを届ける「災害用音声お届サービス」の事業者間共通利用化などの発表があった。また、MVNO(仮想移動体通信事業者)の動きが活発だったのも特徴。日本通信はレイヤー2接続をKDDIとソフトバンクモバイルに申し入れたほか、BIGLOBEからは低コストで利用できる「ほぼスマホ」の発表があった。
電気通信事業者協会(TCA)、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイルは2013年3月25日、災害時に音声メッセージをパケット通信で届ける「災害用音声お届サービス」を事業者間で相互に利用できるようにすると発表した。相互利用は2013年4月1日から開始する。
2013.03.25
この週は、NTTドコモの接続料改訂やソフトバンクモバイルの新サービス「ダブルLTE」など、キャリアーの動きが活発だった。また、都市部の地下を走る鉄道のエリア化進展のニュースが多かったこともトピックだった。まずはキャリアーの取り組みのニュースから見ていこう。
郵便ポストのNFCタグを使って情報提供、クルマの衝突防止補助システムとスマホの連携--新しいジャンルでのスマートフォンの活用に向けた施策が発表されている。一方でNTTドコモはクラウド型のメールサービス「ドコモメール」の提供延期を発表した。首都圏の鉄道では地下区間のサービスエリア化が大詰めを迎えている。東急東横線が東京メトロ副都心線と相互直通運転を開始し、新しく地下区間となった渋谷駅近辺のトンネル内が開業初日からエリア化されたほか、東京メトロのエリア化も進んでいる。
2013.03.18
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は2013年3月13日、「職場での私用スマートフォンの利用実態調査」の結果を公表した。それによると、私用スマートフォンの業務利用で効果を感じている人は回答者の73.5%に上った。
2013.03.13
「Mobile World Congress 2013」開催前からNTTドコモの発表が途切れることなく続き、この週も多くの発表があった。スマートフォン一色に見える市場動向の中で、非スマートフォン端末の新製品も特定の用途などをターゲットとして登場している。2月の事業者別の純増数では、ソフトバンクモバイルとKDDIが好調、ドコモも純増に返り咲いた。
2013.03.11
電気通信事業者協会(TCA)は2013年3月7日、2013年2月末の事業者別契約数の数値を発表した。携帯電話では1月に純減だったNTTドコモが14万件強の純増に戻った。NTTドコモのXiが1000万件、ウィルコムのPHSが500万件、UQコミュニケーションズのUQ WiMAXが400万件を突破するなど、2月には契約数が大台に乗ったサービスが多くあった。
2013.03.07