MWC開催週で国内のモバイル関連ニュースは一休みかと思いきや、週の半ばに大きな発表が飛び込んできた。
2014.03.04
Mobile World Congressでは、大きな会場で各社のCEOクラスがプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われる他、様々なテーマによるセッションが同時並行で行われている。通信網のあり方に関するものは、多くのブース展示やセッションで扱われていたが、ほとんどはLTE-Advancedや5Gを意識したもので、Wi-Fiについては将来ではなく、すでにあるものとして扱われていた印象だ。こうした中、Day3の午後に行われたセッション「WBA Carrier Wi-Fi Summit」におけるFacebookのプレゼンテーションは、OTTプレイヤーがWi-Fiをどう位置付けているかの一例をわかりやすく説明していた。
2013年5月に「Digi-Tel」構想として、イスラエルの都市テルアビブが無料での公共Wi-Fi(公衆無線LAN)の計画を発表した。そして2013年9月からテルアビブ、ヤッフォ周辺に80か所以上のホットスポットを設置して無料でWi-Fiが利用できるサービスを提供している。テルアビブ市が600万NIS(約1億8,000万円)投資して、モトローラ・ソリューションが構築・運営をしている。バックホール回線としてはVDSLが利用されている。
2014.02.25
2月24日、エリクソンは、ソフトバンクモバイルが屋内カバレッジと容量の改善を目的としたエリクソンの超小型スモールセル「Radio Dotシステム」のトライアルを開始することを発表した。
2014.02.24
先週末の大雪の影響で、東海・関東・東北地方の広い範囲で携帯電話サービスが影響を受けた。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの大手3社では、いずれも一部のエリアで通信サービスが使いづらい状況が生じ、2月17日の夕刻時点ではまだ復旧していない地域が残っていた。
NTTドコモは2014年2月21日、アクティブアンテナを使った屋外実験を実施し、基地局の電気的損失を低減することに成功したと発表した。損失の低減により効率的に電波を送受信できるようになり、カバーエリアの拡大につながる。
2014.02.21
北朝鮮のkoryolinkの通信方式は3Gとしては世界で最もメジャーなW-CDMA方式を採用しており、周波数帯は日本のドコモやソフトバンクモバイルでも使用している2.1GHz帯(バンドI)を使用している。カバレッジは面積カバー率こそ高くはないが、人口カバー率は90%を超えている。
NECは2014年2月18日、ネットワーク機能を仮想化する「NFV」(Network Functions Virtualization )に対応したMVNO向けのソリューション「vMVNOソリューション」を発売したと発表した。NFVに対応したMVNO向けのソリューションは世界初という。
2014.02.18
まずこの週の大きな話題といえば、楽天によるViber Media,Ltd.(以下Viber社)の買収のニュースだろう。Viber社はモバイルメッセージング・VoIPサービス「Viber」を展開している企業。グローバルでメッセージや音声のサービスを提供するViber社を取り込むことで、新しい市場の開拓を目論む。
2014.02.17
ソフトバンクモバイルは2014年2月13日、LTEの次世代の通信技術であるLTE-Advancedに向けた基地局間の干渉を抑制する新技術の実証実験を開始する発表した。「ネットワーク連携三次元空間セル構成」の実証システムで、2014年2月5日に実験試験局免許を取得、東京・お台場エリアで2015年3月31日にかけて実証実験を実施する
2014.02.13