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インフラ

「津波で逃げた人がケータイを取りに戻ったというのは、何人も聞きます。それほどケータイは大事なんです」石巻赤十字病院 阿部 雅昭氏(中編)

電気と水道は本震から数日で復旧した。少し遅れたが2週間以内にはガスも使えるようになった。なのに通信事業者は何も言ってこないから、こちらからつてを頼って移動基地局を手配してもらうしかなかった──「ケータイは文字通り『命の電話』なのに、通信事業者は全く分かっていない」と、石巻赤十字病院の阿部氏は怒りをあらわにする。(聞き手:クロサカタツヤ インタビュー実施日:2011年10月28日)

2012.03.21

「通信がつかえない、かつマスコミも来てくれないでは孤立するという不安感」石巻赤十字病院 阿部 雅昭氏(前編)

東日本大震災で、津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市。地域の中核医療施設として、また一時は庁舎の冠水で機能を失った石巻市役所に代わって災害対策本部となっていたのが石巻赤十字病院だ。テレビの報道番組で「食料が足りない」と必死に訴えていた病院スタッフの姿を記憶している読者も多いのではないだろうか。だがその姿は、緊急時にこそ必要な外部との連絡手段が「通信規制」によって断たれてしまった現場の、まさに窮余の一策だったという。石巻赤十字病院の阿部雅昭氏が語る、救命の最前線からみた災害時の通信のあり方には、あまりにも問題が多すぎた。(インタビュー実施日 2011年10月28日 聞き手:クロサカタツヤ)

2012.03.16

アフリカ初の加入者向け商用LTEサービスはアンゴラ

アフリカ大陸の南西部にあるアンゴラが加入者向けの商用LTEサービスでアフリカ初の導入国になる可能性が浮上してきた。アンゴラ第二のモバイル通信キャリアであるMovicelは首都ルアンダ周辺で5月末にも商用LTEサービスをスタートさせる。

2012.03.15

新たなエコシステムを模索する通信事業者

スマートフォン時代の到来とともに、通信事業者をとりまく環境が変わってきたが、とくに今年は、各通信事業者のコメントに一貫性が見られる。キーワードは、「エコシステムの模索」であろう。

2012.03.01

「合わせ技」アプローチで最適化に挑むノキア シーメンス

MWC 2012のノキア シーメンス ネットワークスの展示に通底していたのは、様々な技術の複合でネットワーク・ソリューションの最適化を顧客と共に目指す、というコンセプトである。すべてを紹介することはできないが、ここでは筆者が気になった商品やソリューションをピックアップしてお伝えする。

2012.02.29

シスコ、Wi-Fi新規格に対応するソフトウェアなどの提供を発表

シスコシステムズは欧州時間28日、Wi-Fiネットワーク関連の2つの新たな規格--「Next Generation Hotspot」(NGH)ならびに「Hotspot 2.0」に対応した機器やソフトウェアの提供を進めることを明らかにした。

BSデジタル干渉問題について、B-SATに聞く

BSデジタル放送の試験電波によるソフトバンクモバイルの1.5GHz帯モバイル通信サービス「ULTRA SPEED」への影響について、抜本的な改善の可能性はあるのだろうか。2月27日、試験電波を発射している株式会社放送衛星システムに、今回の件と2010年にとった対策について、電話で聞いてみた。

2012.02.27

IPv6時代のIPv4アドレス共有技術

IPv4の大規模なアドレス共有技術には、NAT444、DS-Liteなどの「ステートフル形式」と呼ばれるCGN/LSN系列の技術に対して、「ステートレス方式」と呼ばれるアプローチが多数提案され、定期的に話題になっています。

2012.02.24

通信の未来を変える技術を紹介するNTT R&Dフォーラム

2月16・17日の2日間開催された「NTT R&D フォーラム 2012」から、「未来の通信体験の形」を変える技術をいくつか紹介する。

2012.02.21

データセンター空調方式の動向

データセンターは、大量のサーバなどのIT機器を効率よく設置できる環境を実現するために、大容量の電気設備や空調設備を備えています。データセンターの2つの空調方式と海外の動向を紹介します。

2012.01.27

ISN公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」レポート【後編】

2011年11月25日に開催された公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」(主催:東日本大震災被災地自治体ICT担当連絡会(ISN))の模様を引き続きお伝えする。

2012.01.25

ISN公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」レポート【前編】

東日本大震災被災地自治体ICT担当連絡会(ISN)が主催する公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」が昨年11月25日、仙台市において開かれた。このセミナーでは、被災地自治体におけるICTがどのような課題に直面し、それを解決していったのか、また再び災害が発生した場合にどのような対応が可能なのかといったことについて、現場で立ち向かった担当者が自ら報告を行った。

2012.01.18