KDDI、ソフトバンクモバイルは2010年7月15日、国際標準の近接型無線通信方式「NFC」(Near Field Communication)の活用に向けて韓国最大の携帯電話事業者のSK Telecomとの3社で7月7日に覚書を締結したと発表した。NFCを利用して、携帯電話をかざす各種のサービスを日韓両国で相互利用する可能性を検討する。
2010.07.16
中南米で最大市場のブラジルと、第二位のメキシコは、いずれもアメリカ・モビルとテレフォニカの競合を軸としながらも、前者は「アメリカ型」拮抗状態、後者は「日本型」独占的状態という異なる競合環境にある。両者ともに、これまでは携帯音声サービスを提供してさえいればどんどん成長できていたフェーズがそろそろ終わりに近づき、固定と携帯の統合を中心として次の時代への模索を開始している。
2010.07.15
米国で、インターネットラジオ広告の売り上げが好調だ。牽引しているのはスマートフォンラジオで、2015年にはPC向け広告とスマートフォン向け広告が拮抗するようになるという。
シード・プランニングは2010年6月18日に、携帯電話流通の現状と将来動向の結果を発表した。携帯電話の販売チャネルは、併売店が急速に減少する中、キャリアショップと量販店の2分化傾向が鮮明になってきている。
2010.07.14
ウィルコムが現在一部ユーザーを対象にテストサービス中の「だれとでも定額」が8月から正式サービスとして提供されるというニュースが、一時広がった。同社広報部によれば、「現在、"だれとでも定額"に関しては更生計画案の策定の中で実施時期等を検討しています」とのこと。
2010.07.13
NTTドコモの英国現地法人ドコモ・ヨーロッパは、スペインのテレフォニカの子会社Telefonica International Wholesale Servicesと携帯電話回線の販売代理店契約を締結した。NTTドコモが2010年7月9日に発表した。
2010.07.12
iPhone 4関連ニュースもようやく落ち着いてきた7月2週目は、ドコモのSIMロック解除宣言、ノキアからルネサスへのワイヤレスモデム事業譲渡など、業界の激しい地殻変動を予感させるニュースが続いた。
Desire、Droid Incredibleなど、HTCの最新スマートフォンのタッチスクリーンが、サムスン・モバイル・ディスプレーのAMOLEDからソニー製のSuper LCDに順次切り替えられていくと報じられている。理由は生産能力の不足で、自社グループのGalaxy Sシリーズなどへの供給を優先するためだという。
2010.07.09
日本通信は、2010年6月のキャッスベースの営業損益で、黒字転換を達成する見込みを得たと発表した。日本通信は国内のMVNOやMVNE事業の草分けで、NTTドコモの3G回線を利用した独自サービスなどを提供している。
前回紹介したアメリカ・モビルは、携帯に集中したベンチャーであり、北米とのつながりが強い。これに対し、もう一方の中南米の雄であるテレフォニカは、欧州を本拠に世界に広がる国際キャリアであり、携帯・固定・国際回線などを総合的に展開する。両社は、いろいろな面で対照的である。
2010.07.08