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ベライゾン対AT&T - カバレージやスマートフォン関連でつばぜり合い

2010.06.15

Updated by WirelessWire News編集部 on June 15, 2010, 15:48 pm JST

Coverage Locator - Verizon Wireless
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米携帯通信市場で首位をいくベライゾン・ワイヤレス(Verizon Wireless)と同第2位のAT&Tワイヤレス(AT&T Wireless)は昨年、たがいの3Gサービスに関する広告キャンペーンをめぐって、法廷で争っていた。

発端はベライゾンが始めた"There's a Map for That"(そのための地図がある)というキャンペーンで、AT&Tよりも自社の3Gサービスのほうがカバレッジ(電波の届く範囲)が広いことを地図で表現するというものだった。これに対してAT&Tは、「ベライゾンの広告は、その地図がエリア外とした場所でAT&Tのサービスが全く利用できないかのような誤解を消費者に与える」と主張。つまり、3Gカバーエリアでなくても、低速なEDGEやGPRネットワークを使うことで、通話もネットアクセスもできることを無視しているというものだった。さらに、AT&Tは別のキャンペーンにも応戦し、ベライゾンは逆にAT&Tを訴えて戦っていたが、2009年12月にAT&T側が訴訟を取り下げて、この戦いは幕切れとなっていた。

AT&TにはiPhoneがあるが、先頃データ通信の定額制を諦めた。同社が新たに導入する料金体系では、利用者は上限(200Mバイトもしくは2Gバイト)を超えたかどうか気にしながら使わなければならなくなる。

いっぽう、Verizonはスマートフォン向けに$29.99(1ドル=91.58円とすると約2746円)の定額制を維持し、また端末についても複数のAndroid搭載端末をそろえている。同社に対して、モトローラ(Motorola)は7月に"Shadow"、8月には"Droid2"を提供する。また台湾HTCは今年の第3四半期に正面にカメラのある(ビデオ通話に使える)Android端末を出すという。

そのほか、「ベライゾンでもiPhoneが使えるようになる」と見る人も少なくないようだ。その時期についても、来年早々とか、今年の秋からとか、比較的近い将来に実現すると思われているという。定額制でないiPhone4と、定額制のAndroid。消費者はどちらに軍配を上げるのだろうか。

【参照情報】
比較広告で対立していた AT&T と Verizon が和解 (japan.internet.com)
米AT&T、スマートフォン向け定額制プランを廃止へ(ケータイウォッチ)
Verizon's Advantages: Unlimited Data & Android (Light Reading Mobile)
Motorola Droid Shadow To Have Larger Screen (USA News Week)

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