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国内の通信モジュール市場、2020年に10倍の約4600万契約へ

2012.01.05

Updated by Naohisa Iwamoto on January 5, 2012, 19:07 pm JST

市場調査・コンサルティングを手がけるシード・プランニングは2012年1月5日、携帯電話通信モジュール端末の2020年における将来展望を分析・予測する調査の結果を発表した。2020年度の通信モジュール市場は、2010年度に比べて9.8倍の4652万契約に達するという。

2010年度の契約数は477万契約、年間の販売台数は230万台で、これが2020年度には4652万契約、年間1079万台へと伸びる。端末と通信サービス料金を合わせた金額ベースでは、2020年度に2773億円を予測。これは2010年度の584億円に対して4.7倍に相当するという。最近数年、普及が進んでいるデジタルフォトフレームにより市場が拡大している。2020年度には、電力テレメータやスマートグリッド、テレマティクス、高齢者見守りなどのホームヘルスケア、セキュリティなどの分野でそれぞれ年間100万台以上の市場形成が期待されるとしている。

また、世界の携帯電話モジュール端末市場は、2020年に12億4000万契約と予測。2010年の8000万契約に比べて15.5倍の急増を予想している。EU諸国と米国では、人口とほぼ同数の普及が見込まれると分析している。

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【報道発表資料】
通信モジュール端末の2020年の展望

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。