WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

アプリックス、小ロットでオリジナルの「ビーコン」を作れるパッケージを追加

2013.11.18

Updated by Naohisa Iwamoto on November 18, 2013, 19:42 pm JST

アプリックスIPホールディングス(以下、アプリックス)は2013年11月18日、iOSとAndroidの双方で利用できる「ビーコン」を、オリジナルデザインで簡単に作れる小ロット生産用パッケージを発売すると発表した。160個のモジュールのセットで、9万9800円(税抜き)で提供する。

アプリックスは11月11日に、iOS、Android機器と近距離通信をして情報のやり取りが可能なビーコンを作るための低価格モジュール「Beaconモジュール」の発売を発表している(関連記事:アプリックス、iOS、Android両用で300円と低価格な「Beaconモジュール」を販売)。同時にBeaconモジュールの試作開発キットの提供も始めた。しかし、提供するBeaconモジュール(基板タイプ)は、ハンダ付けするリフロー設備を持つ量産ライン向けに作られており、専用の設備がないと生産が難しかった。そこで、小ロット生産のオリジナルビーコンを手軽に作れるパッケージとして、「小ロット生産用パッケージ」を提供することになった。

追加提供することになった小ロット生産用パッケージには、手作業によるハンダ付けなどに対応したBeaconモジュール BM1-SV(直接半田付け可能基板タイプ)が160個含まれる。小規模の組み立てラインだけでなく、個人でもオリジナルのビーコンが作れるという。同時に設計用情報も公開し、オリジナルのビーコンのデザインなどを手がけやすくした。

【報道発表資料】
オリジナルデザインのBeaconが簡単に作れるリフロー不要の小ロット生産用パッケージを発売

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。