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CIAも出資するパランティアが新たに増資 - 評価額は3か月で30億ドル上昇

2013.12.06

Updated by WirelessWire News編集部 on December 6, 2013, 14:54 pm JST

テクノロジー分野の大物投資家ピーター・ティール(Peter Thiel)氏や米中央情報局(CIA)のVC部門インキュテール(In-Q-Tel)などが投資するパランティア・テクノロジーズ(Palantir Technologies)の評価が短期間に大幅に上昇し、最近完了した増資では推定90億ドルに達したなどとBusinessweekなどが報じている。

パランティアは元々、ティール氏がペイパル(Paypal)のCEOを勤めていた時代に得た詐欺防止対策のノウハウなどを基に、関連技術の商用化を狙ってつくられた企業とされている。顧客の中心はNSAやCIA、FBIのような、テロや犯罪対策にかかわる米政府機関などで、さまざまなデータを解析し不審な人物を割り出せるサービスなどを提供しているとされるが、そうした仕事の性格も手伝ってか、コンシューマ向けベンチャーのような大きな注目を集めることは少なかった。

今回明らかになった増資については、調達額は1億ドルと同社としては比較的少ないものの、その評価額は90億ドルと、3ヶ月前に実施した前回増資時の60億ドルから一挙に30億ドルも上昇したという。なお、同社の資金調達額は今回の1億ドルをあわせると7億ドル以上となり、またこれまでにクライナー・パーキンス(Kleiner Perkins Caufield & Byers)、セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)、グレイロック・パートナーズ(Greylock Partners)などの大手VCも同社に出資しているという。

この話題に触れたNYTimesでは、現在パランティアの顧客のうち金融機関などの民間企業が6割以上を占め、詐欺の発見やローン審査などの用途に同社の技術を利用しているなどと記している。またGigaOMでは「謎めいた」("secretive")存在などと書かれることも多いパランティアについて、すでにパロアルト(シリコンバレー)ではフェイスブックに匹敵するような存在感を持ちつつあるなどと書いている。また、8月に出ていたForbes記事に言及しながら、パランティアのシステムが推定1億ドルもするという話や、今年の年間売上が推定4億5000万ドル程度になるという話を紹介している。

【参照情報】
Latest Round of Funding Values Palantir, the CIA's Favorite Startup, at $9 Billion - Businessweek
Palantir: The worst-kept $9B secret in Silicon Valley - GigaOM
Palantir Reloads for the Corporation - NYTimes
Palantir, the War on Terror's Secret Weapon - Businessweek
How A 'Deviant' Philosopher Built Palantir, A CIA-Funded Data-Mining Juggernaut - Forbes

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