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ソフトバンク、「Pepper」を開発者向けに2月27日に発売、基本プランは月額1万4800円

2015.02.20

Updated by Naohisa Iwamoto on February 20, 2015, 17:17 pm JST

ソフトバンクロボティクスとソフトバンクモバイルは2015年2月20日、人の感情を認識して行動するパーソナルロボット「Pepper」を2月27日に販売開始すると発表した。初回生産分は300台で、開発者が対象となる。本体価格は19万8000円。

300台の申し込みは、Webサイトとソフトバンク表参道で2月27日午前10時に開始する。所定の数に達した段階で販売を終了するが、申し込みの状況によっては抽選になる場合もあるという。ソフトバンク表参道では300台のうち30台を販売する。また、初回生産分は、2014年9月のデベロッパー先行モデル抽選販売の落選者に優先して販売する。次回生産分の販売は2015年夏ごろを予定しているという。

初回生産分の発売に合わせて、「Pepper基本プラン」「Pepper保険パック」を新たに提供する。Pepper基本プランは、クラウドの音声認識エンジンを活用した会話機能や、各種ロボアプリの利用ができるプラン。内蔵したベーシックアプリに加えて、アプリストアのアプリをダウンロードして使えるようになる。分割支払いの場合、1万4800円を36カ月で支払う。アプリストアのアプリとしては、ソニー・ミュージックエンタテインメントによる音感育成アプリ「おとあて」や、「ラジオをつけて」とPepperに語りかけることでラジオを聞ける「radiko.jp」、Pepperが動植物について説明する「Yahoo!きっず図鑑」などがある。ベーシックアプリとアプリストアのアプリを合計して、発売時点では約100本のアプリを用意している。

Pepper保険パックは、Pepperが故障したときにサポートや特別価格での修理を何度でも受けられるサービス。分割支払いの場合、9800円を36カ月で支払う。

【報道発表資料】
感情認識パーソナルロボット「Pepper」を開発者向けに発売

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。