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ノキアとドコモ、「5G」技術の共同検証を6GHz以下の低周波数帯に拡大

Nokia and NTT Docomo are working on new project

2015.07.23

Updated by Naohisa Iwamoto on July 23, 2015, 12:12 pm UTC

ノキアのネットワークス事業部門(以下、ノキアネットワークス)は2015年7月22日、次世代の移動通信システム「5G」技術の有用性を6GHz以下の低い周波数帯で検証する共同プロジェクトをNTTドコモと開始すると発表した。

ノキアネットワークスとドコモの共同プロジェクトでは、複数の周波数帯、技術を用いた検証を行う。1つは、6GHz以下の帯域で10Gbpsのスループットの検証と、適切な範囲での遅延の実証。具体的には、4.4G~4.9GHz帯にノキアネットワークスの5Gベースバンドシステムを導入することで、10Gbpsのスループットなどの検証を行う。もう1つは、LTEの通信方式を免許不要な帯域で利用するLAA(License Assisted Access)の5Gへの適用で、5.47G~5.725GHz帯で技術検証を行う。また、6GHz帯以下のLTEやLAAと、ミリ波帯などの高い周波数帯の5G技術とのデュアルコネクティビティによる連携についても検証を行う。

ドコモは、これまでノキアネットワークスを含む世界の主要ベンダー8社(アルカテル・ルーセント、エリクソン、富士通、ファーウェイ、三菱電機、NEC、ノキア、サムスン電子)と、5G技術に関する実験を推進してきた。すでに割り当てられている低い周波数帯から、ミリ波帯といった高い周波数帯まで、ベンダーごとにテーマを決めて実験を行っている。ノキアネットワークスとは高周波数帯で共同実験を行い、すでに70GHz帯で2Gbpsのスループットを得る成果を上げている。今回発表された6GHz帯以下の共同プロジェクトが加わることで、両社は高い周波数帯と低い周波数帯の両方の側面から5Gの実現へ向けた共同検証を行うことになる。

また、ドコモは7月22日に、5G実験を共同で行うベンダーに新しく5社を加えたことも発表している。インテル、クアルコム、キーサイト・テクノロジー、ローデ・シュワルツ、パナソニックの5社である。インテル、クアルコムとは5Gデバイスの検討・実験を、キーサイト・テクノロジー、ローデ・シュワルツとは測定器に関する実験を、パナソニックとは5G通信システム技術に関する実験をそれぞれ実施する。

【報道発表資料】
ノキア、6GHz以下の周波数帯で5Gの有用性を検証する共同プロジェクトをNTTドコモと開始(ノキア)
世界主要ベンダーとの5G実験を拡大(NTTドコモ)

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。