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金融機関向けの高いセキュリティ機能を持つメッセージングサービスの提供をめざすベンチャー企業のシンフォニー(Symphony)が、グーグル(Google)などから1億ドル以上を調達したことを米国時間12日に発表した。

この資金調達には、グーグルのほか、大手銀行のUBS、仏ソシエテ・ジェネラル(Société Générale)などが参加。またこの調達により、シンフォニーが調達した資金はあわせて1億6500万ドルとなり、同社の評価額は推定6億5000万ドルに達したという。

シンフォニーは昨年10月に、ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)、メリルリンチ(Merrill Lynch)、クレディスイス(Credt Suisse)、JPモルガン(JPモルガン)など15の大手金融機関からから合わせて6600万ドルの資金を調達していた。

シンフォニーは、今回調達した資金の使途について、増加する需要への対応やグローバル展開の加速を挙げているという。またこの話題を採り上げたRe/code記事では、グーグルによる出資について「金融サービス以外の分野への進出に役立つもの」とするデヴィッド・ガール(David Gurlé)シンフォニーCEOのコメントも紹介されている。

シンフォニーが提供するクラウドベースのメッセージングサービスは、もともとブルームバーグ(Bloomberg)の情報端末の目玉機能とされるメッセージ(チャット)機能の代替物として開発されたもので、9月半ばには同社がダウ・ジョーンズ(Dow Jones)と提携し、同サービスを通じてニュースなどの情報を利用者に提供することになったという話や、それと前後してニューヨーク州の規制当局とゴールドマンサックスなど大手4社とが、シンフォニーのシステム利用に関する通信記録保持などの取り決めで合意していたという話なども報じられていた。同社のサービスは現在、個人やユーザー数50人未満の法人には無料で、また50人以上の法人には1ユーザーあたり月15ドル程度の料金でサービスを提供されているという。

【参照情報】
Symphony Raises $100 Million From New Investors Including — Yes — Google - Re/code
Google, others help messaging startup Symphony raise $100 million - Reuters
Investors Joining Messaging Startup Symphony, to Tune of $100 Million - WSJ

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