[MWC2016]サムスン「Galaxy S7/S7 edge」とLG「LG G5」発表、360度カメラ連携でVR時代到来

2016.02.22

Updated by Naohisa Iwamoto on 2月 22, 2016, 08:38 am JST

スペイン・バルセロナで開催されるMobile World Congress 2016(MWC2016)の開幕前日に当たる2016年2月21日(現地時間)。サムスン電子とLG Electronicsの韓国両社が新製品の発表会を現地で開催した。サムスン電子は「Galaxy S7/S7 edge」、LGは「LG G5」と名付けた、いずれも正常進化型のスマートフォンである。

▼サムスン電子の「Galaxy S7」(左)と「Galaxy S7 edge」20160216_1_001

Galaxyは、平面型のディスプレイを搭載するGalaxy S7と、左右が曲面になったディスプレイを搭載するGalaxy S7 edgeの2機種でフラッグシップを構成する。これはS6/S6 edgeと同じラインアップだ。いずれも金属製のボディーでS7 edgeはディスプレイ側の左右端が、S7は背面の左右端が曲面を描くデザインが印象的。CPUやグラフィックプロセッサーの性能向上のほか、防水・防塵への対応、F1.7と明るいレンズと低輝度でもくっきりと撮影できる大画素センサー採用のカメラの搭載など、ブラッシュアップを施した。

▼LG Electronicsの「LG G5」20160216_1_002

LG G5は、正常進化ながらより新しい試みに取り組んだ製品になっている。フルメタルボディーと交換可能なバッテリーという2つの要件を同時に満たすように、モジュール構成のボディーを採用したのだ。ディスプレイの下側からボディーが上下に分かれ、バッテリーの取り外しや交換が可能になる。

▼モジュール構成でバッテリーを交換できることを説明する「LG G5」20160216_1_003

LG G5の新しい試みとは、そのモジュール構成を生かして別のモジュールを取り付けることで機能や使い勝手を変えられるところ。モジュールとしは、シャッターボタンやズームボタン、追加バッテリーを搭載した「LG CAM Plus」と、高音質な音楽を楽しめる32ビットのDACを搭載した「LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY」の2種類を同時に発表した。また、本体では135度という超広角の画角を備えたメインカメラを搭載した点も特徴としてアピールしていた。

両社の発表で共通しているのは、360度カメラの新製品を同時に発表し、VRとの連携を一層高めたことだ。サムスン電子は、360度カメラの「Gear 360」と、発売済みのVRゴーグル「Gear VR」を組み合わせることで、360度映像の記録と視聴を実現する。発表会の舞台を会場中央に設置し「360度」を意識させた上で、来場者全員の席にGear VRを用意して360度のVRコンテンツを交えた紹介をしたほどだ。

▼サムスン電子は、来場者向けにVRゴーグルの「Gear VR」を用意。広い会場中で皆がVRゴーグルをしている様子は圧巻20160216_1_004

▼Gear 360でリアルタイムの360度映像を撮影しているデモ20160216_1_005

LGも、360度カメラの「LG 360 CAM」と、VRゴーグル「LG 360 VR」をラインアップして、360度映像の記録と視聴に対応する。先行したサムスン電子のVRゴーグルが、ゴーグル内にスマートフォンを装着する方式であるのに対して、LG 360 VRはLG G5とケーブルでつなぐタイプにすることでVRゴーグル装着時の重さや大きさによる扱いにくさを軽減した。VRコンテンツを360度カメラで自作したり共有したりして、VRゴーグルを使って楽しむ方向性で、両社の戦略が一致した。

▼「LG 360 CAM」と「LG 360 VR」でVR時代に乗り出すLG20160216_1_006

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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