ランドリーなど家電IoTサービス開発で協業、アクアと日本マイクロソフト

2016.09.08

Updated by Naohisa Iwamoto on 9月 8, 2016, 06:15 am JST

アクアと日本マイクロソフトが、家電とクラウドを組み合わせた家電IoTサービス開発で協業する。両社は2016年9月7日、日本国内での同事業の協業について基本合意をしたと発表した。

アクアは、白物家電メーカーとして三洋電機から一部事業譲渡により日本の技術を継承している。日本マイクロソフトは、AIやビッグデータ分析、コグニティブなど家電IoTの実現に求められる機能を備えたパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を提供する。両社のノウハウを結集することで、家電とクラウドを組み合わせた家電IoTによるイノベーティブソリューションを提供すると言う。

第一弾として、業務用コインランドリー機器のIoT化を促進する。AQUA ITランドリーは、すでに日本全国の1252店舗のコインランドリー店に導入され、約1万6千台以上が稼働している。現在はオンプレミスで管理している機器の稼働情報や売上情報、故障などのトラブル情報を、Microsoft Azure上に蓄積されて分析できるようにする。コインランドリーのオーナーの負担はなく、クラウドによるIoTサービスを利用できるようになる。

AQUA ITランドリーの会員ユーザーは、これまでと同様にコインランドリーの空き状況閲覧や選択終了メールの受信などができる。さらにIoTサービスでは、地図サービス連携やソーシャルメディアサービスとの連携、電子マネー、ポイントサービスなどとの連携といった新機能を視野に入れて開発を行っている。これらの内の一部のサービスから、2017年内にテストマーケティングを開始したい意向だ。

今後は、AQUA クラウドITランドリーで、機械学習を用いた故障予測の精度向上や異業種コラボレーションによる新サービス開発に取り組むほか、その他のAQUA製品のクラウド連携によるIoTサービスの提供を目指す。

【報道発表資料】
アクアと日本マイクロソフト 家電IoTで協業

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。