プロセラネットワークス Chief Executive Officer Lyndon Cantor

2017年のビジョン -仮想化DPIソリューションの分野で市場のリーダーへ 

2017.01.31

Updated by 特集:トラフィック可視化で変わるネットワークの姿 on 1月 31, 2017, 12:00 pm JST Sponsored by プロセラネットワークス ジャパン

新しい1年が始まりました。プロセラネットワークスCEO のLyndon Cantor が、DPI市場とプロセラネットワークスの2016年までの取り組みを振り返り、2017年の課題と日本市場への取り組みについて語ります。

プロセラネットワークス Chief Executive OfficerLyndon Cantor

プロセラネットワークス Chief Executive Officer
Lyndon Cantor

鍵となるのはシグニチャ

プロセラネットワークスは、創業以来15年、DPIを基盤としたビジネスを成長させてきました。その間、DPIテクノロジーそのものに大きな変化はありませんでしたが、データに関するユースケースやアプリケーションが飛躍的に変わっています。そのことで、オペレーターのコストを下げ、収益を上げることで、バリューのあるポジションを提供させていただけるようになりました。

現在は88か国で事業展開しており、65のTier 1事業者様を通して4億加入者のサポートをさせていただいています。もちろん中には日本のオペレーターも含まれており、今後のビジネスの礎となり飛躍を遂げると考えています。

我々のテクノロジーの基盤はシグニチャです。2700のシグニチャは、競合他社と比べても最大と考えています。シグニチャテクノロジーによって、キャリアネットワークでどのようなユーザープレーントラフィックが流れており、動画、音声、データなどの要素がどのように流れていくかを理解しています。

特にモバイルでは新しいOTTアプリが頻繁に登場しています。我々はシグニチャを週次でアップデートして提供しているので、どのようなトラフィックが流れているかを常に動的に確認できるのです。

分析のデータソースとなったDPI技術

我々のビジネスでは、多くのユースケースを作れるようになりました。今では、オペレーターのお客様に対して、トラフィックマネジメント、ポリシーと課金、セキュリティ、分析などの分野で50以上のユースケースを提供できるようになりました。

プロセラネットワークス Chief Executive Officer Lyndon Cantor

コアとなる技術は「インライン」と「データ」の2つに大別されます。

「インライン」に分類されるのは、ポリシー制御、トラフィックマネジメント、セキュリティです。キャリアネットワークから来るデータを様々な観点から分析し、トラフィックをどのようにルーティングするかをインテリジェントに決められます。日本のTier 1事業者様は、ポリシー制御とトラフィックマネジメントを主に活用しています。

「データストリーミング」については、シグニチャテクノロジーにより、加入者・アプリレベルでの粒度高いデータを作成しています。ここ2-3年で、DPIテクノロジーは非常に素晴らしい情報のコンテンツソースとなりました。通信業界では「ビッグデータ」「分析」が重要であるという言葉をよく聞くようになりましたが、我々はシステムにデータを提供するプロバイダーだと考えています。

4つの視点からトラフィックを理解する

我々の2016年第三四半期までの売り上げの内訳についてお話ししましょう。53%がトラフィックマネジメント、20%が分析、27%がポリシー制御となっています。また、仮想化ソリューションが15%を占めるようになり、通信業界の中では仮想化の進行が加速しています。お客様の通信網でもっとも多いのはモバイル47%、固定網が25%、ケーブルテレビが11%となっています。

製品ポートフォリオはDPIというコア技術を3つのプロダクトファミリーでカバーしています。

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図の中で、紫の「Pro Action」はポリシー制御、課金、セキュリティ、アナリティクスなど、すべてのバーティカルカテゴリーを網羅したフラッグシップ製品群で、アプライアンス製品と仮想化ソフトウェア製品の両方を展開しています。ブルーの「Pro-View」はDPIエンジンでデータを分析し可視化するソフトウェア製品群です。日本市場ではこのセグメントがもっとも成長しています。グリーンの「Pro ID」はAPIや他社OEMへの技術供給で、現在は50社以上がプロセラの技術を使ってアプリの識別を行っています。

プロセラの技術を他社と差別化するポイントは「データ」です。キャリアネットワークからマイニングしたデータをいかに扱うかがポイントとなります。肝になるのはシグニチャであり、仮想化ソフトウェアや高性能なアプライアンス製品を使って、さまざまなトラフィックを理解できるのです。

こうした仕組みを展開することで、「技術」「ネットワーク」「サービス」「加入者」の4つの視点からデータを見ることができます。

「ネットワーク」視点とはデバイス・アクセスネットワーク・コアネットワーク・データセンターといったネットワークの要素、「技術」視点とは、モバイル・3G・4G・Wi-Fi・衛星など使われている技術といったことですが、これらは比較的安定しています。

それに対して「加入者」「サービス」は動的に変化します。誰が、いつ、どこで、どのサービスを使っているかということは刻々と変わります。それを知るためには最新のシグニチャが必要であり、週次でシグニチャをアップデートしているプロセラであれば、お客様もどこにリスクと機会があるかを見極められるのです。

ますます増加するビデオトラフィック

ネットワークに対してDPIを適用する時の課題としてオペレーターのお客様と話をするときに取り上げられるトピックは6つあります。最も大きいのがハードウェアからNFV、仮想化への移行で、日本でも進行しつつあります。暗号化については、いかに暗号化されたデータからリアルタイムにデータを取り出すかが鍵となっています。

クオリティコントロールも重要です。Wi-Fiオフロード、新しい料金プラン、OTTアプリケーションの識別といったことも課題となっています。

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ブロードバンドのトラフィックについては、全てのタイプのオペレーター・加入者で、ビデオのトラフィックがもっとも多く、また増加率も高くなっており、課題となっています。Netflix、Youtube、他のHTTPストリーミングについても、ほとんどのオペレーターはサービスプランを作っています。

モバイルではYoutubeのトラフィックが圧倒的に多くなっています。2位はHTTPメディアストリーミングで、他にはSNSのストリーミングが多くなっています。データボリュームは圧倒的に映像が多いのですが、ユーザー数はSNSの方が多くなっています。

オペレーターが苦労しているのは、アプリケーションがもたらすデータトラフィックのスパイクをどう乗り切るかですが、プロセラのテクノロジーはユニークな価値を提供できると考えています。ポリシー制御によるトラフィックマネジメントを行い、その結果加入者が満足しているかどうかをスコアカードによって確認できます。

新しいアプリの登場への対応

今後のネットワークの成長プランを考えるにあたり、オペレーターは2つのことを考慮する必要があります。すなわち「どのようなアプリが使われているかを明確にすること」そして「突然発生するアプリに対してどう対応するか」ということです。

2016年の例でいえば、Pokemon Goのような例がありますね。また、Twitchというゲームプラットフォームのトラフィック量は前年比175%増加しています。そのようなアプリが出現したとき、どのような形でキャパシティを増やして加入者にサービスを提供し、その上でどう収益モデルを作るかが鍵となるのです。

プロセラネットワークス Chief Executive Officer Lyndon Cantor

2017年には、動画の4K化によって、ますますビデオトラフィックの増加は加速するでしょう。またオンデマンドのスポーツ観戦アプリが成長すると予測しています。特に日本では、2020年のオリンピック開催に向け、オンデマンドコンテンツに耐えられるネットワークを作るプランが重要になります。我々のツールをお客様がつかうことによって、成長分野で収益を獲得できるモデルを作れると考えています。

日本は世界で最も高度なマーケット

ネットワークは今後4年から10年のスパンで仮想化がますます進行し、ソフトウェアベースで進化していくようになります。プロセラも、ポリシー制御、課金、分析、セキュリティの分野で、仮想化ネットワークに対応したソフトウェア製品を展開していきます。

アメリカや日本のお客様は比較的ソフトウェアへの移行意欲が高いですが、市場によっては変化を望まないお客様が多い場合もあります。ハードウェアベースのソリューションを導入しているお客様には継続してパフォーマンスの改善を行っていきますが、同時に、ソフトウェアオンリーの仮想化ソリューションの分野で、リーダーシップは確保していきたいと考えています。

日本市場は世界で最も高度なマーケットです。主要なお客様とパートナーシップを組み、高度なオーケストレーターを作っていこうと考えています。将来はソフトウェア自身がソフトウェアをアクティベートして、多くのDPIインスタンスがネットワーク状況に応じて自動的に増減するようになるでしょう。

成長著しい日本市場で、菅野がリーダーシップを発揮してTier 1のお客様ともMVNOのお客様ともビジネスができていることをうれしく思っています。これからも日本において投資を拡充し、お客様へのセールス、エンジニアリング、プロフェショナルサービスが提供できる人員を増やしていきます。

プロセラネットワークス Chief Executive Officer Lyndon Cantor

 

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