SNS イメージ

ブロックチェーンでソーシャルメディアのユーザーは稼げるようになるか?

Would blockchain help social media uses make money ?

2017.02.24

Updated by Mayumi Tanimoto on 2月 24, 2017, 08:00 am JST

 

英語圏ではフェイクニュース問題が話題になっているわけですが、同時に、ネット上のコンテンツで稼ぐ仕組みがフェイクニュース増産の理由である点も指摘されているわけですが、しかし打開策はみえていません。そんな中で、最近ちょこちょこ話題になるのが、ブロックチェーンをコンテンツシェアにも使って情報共有を民主化する一方で、稼ぐ手段も提供しましょうという話ですね。

例えば、ブロックチェーンを使ってコンテンツをシェアする仕組みをやっているSteemitは、ユーザーがコンテンツを投稿したり、キュレーションすると、人気度によってランクがついて、暗号化通貨であるSteemを受けとれます。

Steemは市場で取引可能でリアル世界の通貨にも交換可能なので、なんとなくどこぞの怪しいブログのポイント制度に似ている感じではありますが、こういう機能がTwitterとかFacebookにあったらいいのになと思うような機能です。私が気に入っているのは、Steemitの開発等々の方向性についてユーザーが投票できる点ですね。例えばTwitterはアダルト広告問題が議論になってるのにも関わらず全然改善されませんし、かつて人気だったMixiはユーザーから大不評だったのにもかかわらず招待制をやめてしまったわけですけど、ユーザーの声が直接反映されていたらどうなっていたかな、と思うわけです。

Steemit自体はユーザーのデータを持っていません。データはブロックチェーンを使って保存されるので、広告主など第三者にデータを売ることはないといっています。ブロックチェーンは一般公開されていて、その上でプラットフォームが構築されているので、理論上はシステム内での検閲や差別がないことになっていますが、ただ運営者はいるわけで、そのあたりはどうなのでしょうか。

Steem はCoinmarketcapの現時点(2月23日)のランキングでは12位で、去年は一旦上がった後に大暴落して、その後ハッキング問題などあって、色々と批判もでてきたわけですが、ただアイディアとしてSteemitのようなサービスは面白いので、似たようなサービスがどんどん出てくるとネットで稼ぐ仕組みが大激変するんじゃないでしょうか。

 

 

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

谷本 真由美(たにもと・まゆみ)

NTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。

RELATED TAG