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ボーダフォンのIoT向けSIMの再販を国内外で展開、IIJグローバル

2017.04.07

Updated by Naohisa Iwamoto on 4月 7, 2017, 06:25 am JST

グローバルなIoTサービスを提供したいときに、各国で異なる通信事業者の回線の契約は1つの障壁になる。インターネットイニシアティブの子会社のIIJグローバルは、英ボーダフォンが提供するIoT向けグローバルSIMを国内外で提供するなどして、IoTサービスのグローバル展開を支援する。

IIJグローバルが提供するのは2つのサービス。1つはボーダフォンの通信網に対応した「Vodafone IoT SIM」の提供である。SIMには、スタンダードSIM、耐環境性に優れたロバストSIM、産業向け組込型SIMの3種類があり、顧客の用途に応じて選択して利用できる。またIoTデバイスの選定や調達も行う。IIJグローバルでは、Vodafone IoT SIM専用の通信管理プラットフォームの利用環境も提供することで、運用時の管理も支援する。Vodafone IoT SIMの特徴として、プラットフォーム上では固定プライベートIPアドレスを設定できることが挙げられる。これにより、IoTデバイスに対してIPアドレスを使ったプッシュ通知が可能になり、SMSの利用よりも低コストで簡便なデバイス管理が可能になる。

Vodafone IoT SIMの参考価格は下記の通り。データ利用量が0.25MBプランの場合の月額料金が、イタリアやインド、オーストラリア、スペイン、ドイツ、英国などの「エリア1」の場合に0.46ユーロ、シンガポール、帯、フランス、ロシア、香港、台湾、米国などの「エリア2」の場合に0.69ユーロ。SMS送信料は、プラットフォームからの発信はエリアにかかわらず1通あたり0.012ユーロ、デバイスからの発信は「エリア1」が0.036ユーロ、「エリア2」が0.12ユーロとなる。

IIJグローバルが提供するもう1つのサービスは、中国のチャイナモバイルの通信網を利用したソリューションの提供。チャイナモバイル網に対応した回線とIoTデバイスをセットにして、中国国内向けのソリューションとして提供する。

IIJグローバルでは、ボーダフォンのグローバルSIMとチャイナモバイルの中国国内のソリューションをラインアップすることで、IIJグループが世界7カ国で提供するクラウドサービスやSIと組み合わせて、海外でIoTサービスを提供する顧客のニーズに応えたいという。

【報道発表資料】
IIJグローバル、ボーダフォンのIoTデバイス用SIMを国内外で販売開始

WirelessWire Weekly

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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