WirelessWire News The Technology and Ecosystem of the IoT.

子供 スマホ イメージ

子供の「sexting」監視アプリ

2017.11.17

Updated by WirelessWire News編集部 on 11月 17, 2017, 12:00 pm JST

英語の“text”は、元々は名詞で文章、場合によっては教科書という意味だったけれども、テキスト・メッセージの送受が頻繁に行われるようになると、facsimileの短縮形の名詞だったfaxが動詞になったようにtextも動詞化して、メッセージを書くとか送るという意味で、“Please text me later !”とか、“He was texting while driving,”のように使われる。性的な内容の文章や画像などをやり取りすることは「sexting」(セクスティング)と言う。

年頃になれば子供達も性に興味を持ち、友達同士などで情報交換をするのは不思議ではないが、大人になって分別がつき、自己責任でやり取りできるようになるまでは、子供達には何らかの介入や指導が必要だ(もっとも、実際には大人になっても情けない写真などを残してしまう人がいて、リベンジポルノにつながることもあるから、必ずしも大人なら大丈夫とは言えないが)。

「Gallery Guardian」は、スマホのアプリで子供が子供に与えたスマホでセクスティングをすると、親のスマホに通知されるというもの。アプリは例によってダウンロードとインストールは無料だが、アプリ内課金となっていて、2端末なら月5ドル、6端末なら月7ドルで、長期割引もある。親子で2端末は必須だ。

子供がやり取りする画像に裸などが写っていないかをAIの画像認識で判断するのだが、親には通知と指導上の注意やヒントが行くだけで、画像そのものは通知されない。子供にも子供のプライバシーがあって、送受した画像を親にそのまま見られてしまうのは耐え難いことだろう。

なお、画像認識をスマホ本体で行うとバッテリー消費が激しいため、アルゴリズムはクラウド側にある。AIが学習した画像は、主にセルフィーでよく撮られるスタイルだったという。

クラウドで判断した後、画像そのものはクラウドから削除する。もし、子供が自分や友達の恥ずかしい写真を送受して、Gallery Guardianがこれを受け取って画像認識をしても、その画像そのものは保存されない仕掛けになっている。

もし、我が子が1ヶ月に1回も怪しい画像を送受しなければ、5ドルは安心料ということになるが、画像認識の他にジオフェンス機能もあって、子供の居場所を知ったり、設定によって学校を出た時や家に着いた時に親のスマホに通知したりすることもできる。

もちろん、機械が判断することなので、良からぬ画像を見過ごすこともあれば、何でもない写真を怪しいと判断することもあるだろう。変な写真を送った覚えのない子供が、その写真を見てもいない親から注意を受けたり叱責されたら、親子関係にヒビが入って当然だ。野放しにしないためにこうしたアプリを使うとしても、実際の介入や指導には、親の側に十分な配慮が求められる。

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら