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子供 VR イメージ

バーチャルリアリティ(VR)で子供の目を検査

2017.11.20

Updated by WirelessWire News編集部 on 11月 20, 2017, 11:56 am JST

イスラエルの大学の医学部や工学部の学生たちが、テクニオン(イスラエル工科大学)3-Dayスタートアップ(3DS)コンペティションのトップ10の一つに選ばれた。残念ながら次のステージへの進出は叶わなかったが、チームは開発を続けているという。

「Ophek-VR」は、イスラエルのハイファに2017年に創業された医療機器のスタートアップ。社名のOphekは、Ophthalmologic Exam for Kids(子供向け眼科検査)の頭文字。3DSにエントリーしたバーチャルリアリティ(VR)を使った子供向けの眼科検査デバイスを開発している。

子供の2〜3%は、7歳くらいまでの間に様々な理由から視界がぼやけることがあるという。そうすると、脳が受け取る視覚情報が減って、結果的に視力の低下につながるため、早期発見が必要とされる(日本眼科学会の弱視のページ)。

しかし、一般に眼科で使われる検査装置は、頭を固定して目に強い光を照射して屈折異常を数値化するオートレフケラトメーターである。子供は嫌がってしまって頭や視線を固定できず、検査に時間がかかってしまっている。子供が頭を動かせば、装置は焦点を失い、検査はやり直しになる。また、病院の診察室という状況も、子供に緊張を強いることになっているという。

Ophek-VRは、VRに使われるゴーグルを子供に装着する。ゴーグルは、頭の動きと一緒に動くし、目との距離も一定に保つことができる。ゴーグルの中には、検査用のレンズとカメラが仕込まれている。目に照射する光は、子供に見せるムービーの一部に一体化する。持ち運べるので、町の眼科でも使えるようになるはず。ゆくゆくは、機械学習を組み込んで、弱視以外の子供の目の病気の診断に役立てる装置に進化させる計画だという。

【参照情報】
Technion Students Use VR to Improve Eye Exam for Kids
Technion 3DS Winners

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