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イスラエル大使館主催“ミートアップ”

【穴場イベント!】イスラエル大使館主催“ミートアップ”

2018.06.18

Updated by Miki Alissa on June 18, 2018, 16:47 pm UTC

こんにちは、イスラエル女子部代表三木です。

昨今イスラエル・スタートアップの注目度が高まり、多くの方から「イスラエルを知れるイベントはないものか」と聞かれるようになりました。その際、皆さんにお伝えてしているのがイスラエル大使館主催の“ミートアップ”です。

案外知られていませんが、実は一般人も大使館のイベントに参加が可能。更にその多くが無料とあって非常に満足感が高いです。私自身も毎回楽しみで仕方ありません。

そこで当記事ではイベントの有用性をお見せするためにも、2018年5月28日に開催されたスタートアップピッチ“AR VR&MR in the Robotic World ”@FUJITSU Knowledge Integration Base PLYをレポートします。

イスラエル大使館主催のミートアップとは?

イスラエル大使館経済部 HPより引用
イスラエル大使館経済部HPより引用

当プログラムはイスラエル大使館経済部が、日本企業とイスラエル・ハイテクベンチャーのビジネスボンディングを目的としたイベントです。

大使館が日本に連れてくるスタートアップのジャンルはHealthTech、自動運転、ドローン関連と幅広いです。

プログラムは通常、午前中にビジネスミートアップを設定しています。これは30分間、1日本企業、対、1イスラエル企業で話すセッションで、企業として真剣にプロダクトを扱いたい場合はこのセッションに申し込みするべきです。私も過去イスラエルのベンチャー側で参加し日本企業と話しましたが、日本企業のやる気次第ではトントン拍子に事が進みます。

この際、できれば申し込み時に、早めの時間を希望することをお勧めします。なぜなら、遅い時間では疲れてしまうからです。プログラムは過密スケジュールにあり、「移動+ミートアップ+移動」と大変です。日本に滞在している私でさえヘロヘロでしたが、イスラエル人の場合はさらに時差ぼけもあります。そのためミートアップの後半では、興味を失ってしまう担当者もチラホラと見受けられました。

気軽にイスラエルと触れたい場合は、午後に行われる一般公開の部に参加することをお勧めします。一般公開の部でも、各企業のピッチタイムのほか、ネットワーキングで1対1で話すこともできます。

なお今回は「AR、VR、MR」に特化した7社が来日しました。その中でも面白い2社を見つけ、直接インタビューも行ったのでご紹介します。

車内広告の最前線【White Raven】

HPより引用
HPより引用

White Ravenはイスラエル大使館イチオシ企業なのか、前回のオートモーティブ関連デリゲーションでも日本に派遣された企業です。

その特徴は、タクシーやバスなどリアルな走行場所に紐づいたAR広告です。車に搭載したカメラが周辺情報を読み取り、瞬時にレストランなどの企業広告を、車載のモニターやアプリダウンロード済みの手持ちのスマホに表示させます。

ビジネス開発責任者のBat-Chenが言うには、
「人々は、平均して1日50分乗車している。これを広告に落とせば、年間$250Bの価値がある」と実装できれば非常に面白いビジネスになると意気込んでいます。

▼ビジネス開発責任者のBat-Chen氏
ビジネス開発責任者のBat-Chen氏

考えてみれば、海外旅行の際タクシーやバスでその道を走っても情報に触れることができないことから、お店に興味を持つことができませんでした。しかし位置情報に基づくAR広告であれば、思わぬ出会いがあるかもしれませんよね。特に外国人観光客と親和性のあるサービスに思え、2020年オリンピックの日本でも活用が楽しみなサービスです。

さらに評価できるのは単なる絵空事ではなく、きちんとデモまで進んでいる点です。2018年6月中旬にはロンドンでのデモを3台導入し、2018年12月までに50台導入するといっています。

このデモでは、車載ディスプレイ準備するではなく、乗客がそれぞれ持つアプリをダウンロードさせて起動できるものだそうです。

一方でユーザー目線に落とすと、アプリのダウンロードはハードルが高いものです。そのあたりのコミュニケーションをどう設計するのか、その手腕が試されるでしょう。

とはいえイスラエル企業は、大きなビジョンを語ることで終わってしまうことがなきにしもあらず。それを鑑みれば、この企業は他国の企業と実証実験までおこなっているとあり、信ぴょう性があるように思えます。今後が非常に楽しみです。

レーザーで3D認識!【NewSight Imaging】

HPより引用
HPより引用

ミートアップでひと際人気だったのがCMOSイメージセンサーのNewSight Imaging社でした。彼らはレーザー1つで対象物を3Dとして検知できるといいます。

CEOのEilは
「このセンターは、1秒間に4000フレームもの情報が得られ、人間の認知力の1000倍である。更に暗闇でも認知できるから、安全性が担保できる」といい、カメラからの置き換えを狙っているそうです。

▼CEOのEil氏。とても楽しそうに話してくれた
CEOのEil氏。とても楽しそうに話してくれた

2016年6月に設立した同社ですが、これまでに$7.85Mを調達し、すでに中国でのマスプロ版を製作していることから、今後の動きにも注目すべきでしょう。

日本ではとくにロボティクス、産業センター、自動車企業との連携をしたいと思っているそうです。

直接話せる、いいチャンス

イスラエル大使館主催“ミートアップ”

いかがでしょうか?
イスラエル大使館主催のミートアップでは、イスラエルと特段コンタクトポイントを持っていない人でも、企業に直接話しかけることが可能です。ぜひ、もっと幅広い方に参加してもらえると嬉しいです。

なお、次回は6月19日・21日にヘルステックの11社が来日します。

私も参加できればと思っています。

イスラエル女子部 代表 三木ありさ

イスラエルイノベーション IRI イスラエルイノベーション特集の狙い

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三木 ありさ(みき・ありさ)

1992年生まれ。早大法学部在籍中にプリザーブドフラワー専門ブランド立ち上げに参画し、楽天ナンバーワンブランドに育てる。卒業後。外資系メーカーにその企業初の学卒マーケターとして採用されCRMを担当。その後、日本酒ベンチャーで新ブランド立ち上げに参画。現在は、イスラエルのハイテク製品を日本に展開する企業で新規事業開発マネージャーとして主にHealthTech、EdTech製品を担当。また、イスラエル女子部を立ち上げ代表に就任。これまで、延べ450名に「イスラエル×女性×教育・起業」などテーマに講演。詳しくは「Be a Strong Woman」を参照。