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テスラ、自社の自動運転車向けセキュリティ・ソフトウェアをオープンソースで提供へ ほか

Automotive Cybersecurity News August 3rd week,2018

2018.08.21

Updated by Wataru Nakamura on August 21, 2018, 16:00 pm JST

テスラ、自社の自動運転車向けセキュリティソフトウェアをオープンソースで提供へ【CNBC】
テスラのイーロン・マスクCEOが、ラスベガスで行われたハッキングカンファレンス「DEF CON」に登壇。自社が自動運転機能をハッカーから守るために利用しているソフトウェアをオープンソース化し、将来的に他の自動車メーカーにも提供する考えを明らかにした。オープンソース化により精査される機会を増やすことで、セキュリティソフトウェアの安全性向上につなげる狙いだという。

原文:Elon Musk says Tesla will open part of its self-driving software to the public as a safety measure

2人の有名ハッカーが語る「自動運転車を守る方法」【Yahoo Finance】
「ジープ・チェロキー」のハッキングで一躍有名になったセキュリティ専門家のチャーリー・ミラー氏とクリス・ヴァラセク氏が「Black Hat USA」セキュリティカンファレンスに登壇。現在セキュリティアーキテクトとしてGM傘下のクルーズオートメーションに所属する2人は、自動運転車を守る上で「Bluetoothやラジオ、その他の不要なハードウェアをできるだけ取り除き、ハッカーの付け入るスキになり得る攻撃領域(attack surface)を減らすこと」の重要性を強調した。

原文:How two car hackers plan to keep GM's self-driving cars safe

ERM、自動車をランサムウェアなどのサイバー攻撃から守る新ソリューション【Transport Security World】
イスラエルのERMアドバンスド・テレマティクス(ERM Advanced Telematics)は先ごろ、自動車をランサムウェアやその他のサイバー攻撃から守る新たなハードウェア・ソフトウェア統合ソリューション「eCyber」を開発。OEMおよびアフターサービスの両方で提供できるこのソリューションは、同社の顧客やパートナー企業向けに2018年第4四半期から世界68カ国で利用可能になる見込みだ。

原文:New product launched to protect vehicles from ransomware and other cyber attacks.

「DEF CON」の自動車ハッキングコーナーをレポート【Hackaday】
Hackadayが、ラスベガスで開催されたハッキングカンファレンス「DEF CON」の自動車ハッキングコーナー「Car Hacking Village」をレポート。自動車ハッキングの定番とも言える「CAN busハッキング」、「ドゥカティ」のコンピュータシステムや4輪駆道のオフロード・ゴーカートなど様々な自動車関連システムへのハッキング技術を競うCTF(Capture The Flag)などの様子を伝えている。

原文:CAR HACKING AT DEF CON 26

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。