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IoT向け通信方式「LTE-M」、ドコモも10月開始

2018.09.28

Updated by Naohisa Iwamoto on September 28, 2018, 06:25 am UTC

NTTドコモが2018年10月1日に、「LTE-M」方式のサービスを開始する。IoTサービス向けの通信方式であり、通信モジュールの低価格化や省電力化に寄与する。

IoTデバイスとクラウドなどとの連携に不可欠な「通信」で、モバイルデータ通信は大きな役割を果たす。その中でも省電力で広いエリアの通信が可能なLPWA(Low Power Wide Area)方式は中心的な存在であり、免許不要帯域を使うLoRaWANやSigfoxに加えて、LTEなどセルラー方式を利用したLPWAサービスも広まっている。NTTドコモが提供を開始するLTE-M方式は、セルラーLPWAの一種であり、LTE方式よりも帯域を絞り通信速度も下り300kbps/上り375kbpsと制限がかかる一方で、通信モジュールの低価格化や省電力化のメリットを得られる。

提供エリアは、サービス開始時点では東京都、大阪府、千葉県の一部。2019年3月末までにLTEと同等のエリアに拡大する計画である。

対応する料金プランは、「IoTプラン」「IoTプランHS」。IoTプランは最大128kbpsに通信速度が制限されるが月額400円から利用が可能、IoTプランHSは月額600円の基本料金内で150MBまで最大速度の通信が可能なプランである。LTE-M方式は、これらのプランで、提供済みの「LTEカテゴリ1」「同カテゴリ4」のサービスと混在して利用が可能になり、求める通信速度やIoTデバイスの省電力化などを勘案して通信方式を選択できる。

LTE-Mに対応したセルラーLPWAサービスは、KDDIが2018年1月に提供を開始。ソフトバンクもLTE-MとNB-IoT方式のLPWAサービスを2018年4月に商用サービスとして開始している。NTTドコモがLTE-M方式のサービスを提供することで、大手キャリアからLTE-Mのサービスが出揃い、IoTサービスなどを提供する事業者は選択の幅が広がることになる。

【報道発表資料】
IoTサービス向け通信方式「LTE-M」を提供開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。