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中国にとって理想的な投資先としての魅力を失いつつあるイスラエル ほか

Israel News March,2019

2019.03.14

Updated by Wataru Nakamura on March 14, 2019, 13:30 pm JST

ウォルマート、イスラエルAIスタートアップのAspectivaを買収【Times of Israel】
米小売大手ウォルマートは現地時間2月26日、ウェブ上の消費者の意見・レビューを分析してショッピング体験の向上に役立てるAI・自然言語処理技術を開発するイスラエルのアスペクティヴァ(Aspectiva)の買収を発表。買収額は明らかになっていない。ウォルマートは昨年、イスラエルのシンクタンク/テックインキュベータのチーム8(Team8)に戦略的投資を行っていたほか、インタラクティブメディア企業のエコ(Eko)との合弁会社を設立するなど、イスラエル企業との連携を拡大している。

原文:Walmart buys Israel AI startup Aspectiva for better consumer insight

パロアルトネットワークス、イスラエルサイバーセキュリティ企業のDemistoを5億6000万ドルで買収【Times of Israel】
イスラエル人経営者のニール・ズック氏が創業した米サイバーセキュリティ企業のパロアルトネットワークス(Palo Alto Networks)は現地時間2月19日、イスラエルの同業デミスト(Demisto)を5億6000万ドルで買収することで合意。2015年に創業されたデミストは、インシデント管理と機械学習、インタラクティブな調査を組み合わせた法人向けセキュリティソリューションを開発している。

原文:Palo Alto Networks to buy Israeli cybersecurity firm Demisto for $560 million

イスラエルのFiverr、米国でのIPOを目指しシティグループらと契約【Bloomberg】
フリーランサー向けのオンラインマーケットプレイスを提供するイスラエルスタートアップのファイバー(Fiverr)が先ごろ、ニューヨークでのIPOを視野にシティブループ、JPモルガンと契約を結んだとする情報筋の話をBloombergが報じている。2010年に創業されたファイバーはこれまでに1億1100万ドルを調達しており、評価額はおよそ8億ドルほどになる可能性があるという。

原文:Israel's Fiverr Hires Citigroup, JPMorgan for U.S. IPO

LiDARセンサーメーカーのInnoviz、民間投資により1億ドルを調達へ【Reuters】
イスラエルの自動運転車向けLidarセンサーメーカーであるイノヴィッツ・テクノロジーズ(Innovitz Technologies)が、評価額5億ドルで中国の大手投資企業らなどから1億ドルの資金を調達するという話を現地経済誌の「Calcalist」が3月5日に報じている。2016年に創業されたイノヴィッツは、自動車部品大手のマグナやアプティブ、中国VCのグローリー・ベンチャーズなどからこれまでに8200万ドルを調達している。

原文:Israel's Innoviz raising $100 million in private funding: report

2019年2月のイスラエル企業向け投資トップ11【Israel21c】
Israel21cが、2019年2月に資金調達を行ったイスラエル企業を調達額ごとにランク付け。同月はネットワーキングソフトウェアのドライヴネッツ(Drivenets)が1億1000万ドルを調達してトップに立ったほか、データベースソフトウェアのラディス・ラボ(Radis Labs)の6000万ドル、情報セキュリティ関連のペリメーターX(PerimeterX)の4300万ドル、フィンテック関連のラピド・フィナンシャル・ネットワークス(Rapyd Financial Networks)およびロボティック・プロセス・オートメーションのクリオン・システムズ(Kryon Systems)のそれぞれ4000万ドルなどが続いている。

原文:Top 11 investments in Israeli companies, February 2019

ヘルスケア分野にフォーカスするイスラエル最大のVCファンドが誕生【Haaretz】
チェック・ポイント・ソフトウェアの創業者で大富豪のマリウス・ナハト氏らが率いるイスラエルVCのaムーン・パートナーズは、第2号ファンドのaMoon2が総額6億6000万ドルでファイナルクローズしたことを発表。aMoon2は単一のファンドとしてイスラエル最大のものとなり、医薬品や医療機器開発などを含めたヘルステック・ライフサイエンス分野のレーターステージ投資を行うという。

原文:A healthcare investment fund has become one of Israel’s largest with a $660 million close

BMW、テルアビブに最新テクノロジーのスカウティングのための拠点を開設へ【Times of Israel】
独大手自動車メーカーのBMWは、イスラエルのスタートアップおよび学術機関が開発する最新テクノロジーのスカウティングを目的とした「テクノロジー・オフィス」を2019年半ばにもテルアビブに開設する。同社にとっては米国、中国、日本、韓国に続く5つ目のテックオフィスとなるという。

原文:German carmaker BMW to set up Tel Aviv center to scout for new tech

中国にとって理想的な投資先としての魅力を失いつつあるイスラエル【Bloomberg】
米国の投資規制強化によりシリコンバレーを撤退していった中国資本は、その後イスラエルに流れ、近年中国の対イスラエル投資はますます拡大していた。しかし、トランプ政権のプレッシャーにより、イスラエル政府は機密度の高い分野での取引を監視する新たな政府機関の設立に動いており、これにより中国とイスラエルの蜜月は終わりを迎える可能性がある。

原文:For China, Israel Loses Its Promised Land Allure

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。