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最新TLS1.3に対応したIoT向け軽量暗号化プロトコル、ユビキタスAIコーポレーション

2019.07.30

Updated by Naohisa Iwamoto on July 30, 2019, 06:25 am UTC

インターネット上で暗号化通信を行い、通信内容を第三者に傍受されないようにするTLS/SSLは、IoTデバイスでも通信の安全を確保するために必要なプロトコルである。その最新版「TLS1.3」に対応した軽量のIoT向けTLS/SSLプロトコルスタックを、ユビキタスAIコーポレーションが提供開始した。

TLS1.3に対応したIoTデバイス向け軽量TLS/SSLプロトコルは、「Ubiquitous TLS」と呼ぶもの。TLS(Transport Layer Security)は、脆弱性が見つかったSSL(Secure Sockets Layer)の後継として使われているプロトコルで、TLS1.3は最新版となる。TLS1.3は、「既知の脆弱性への対応やセキュアな接続を行うまでの煩雑なプロセスが大幅に改善された」とユビキタスAIコーポレーションは説明する。

このTLS1.3に対応したUbiquitous TLSは、コードサイズが小さい小型軽量のプロトコルスタックで、高いパフォーマンスで動作することから、IoTデバイスなどに用いられる性能が低いマイクロプロセッサ(MPU)での利用に適している。また、必要な機能だけを選択できるため、使用メモリリソースの最小化が可能というメリットもある。さらに、既存のTLS1.2と最新のTLS1.3を同時にサポートすることから、IoTデバイスなどが通信する先のクラウドプラットフォームがTLS1.2からTLS1.3にマイグレーションする際の対応をスムーズに行うことができる。

ユビキタスAIコーポレーションによれば、国内で初めて自社開発された商用版TLSプロトコルスタックであり、日本語による的確で柔軟なサポートが可能という。価格は、ユースケースや開発環境に応じた個別見積もりとなる。

【報道発表資料】
ユビキタスAIコーポレーション、IoTデバイス向け軽量TLS/SSLプロトコル 「Ubiquitous TLS」がTLS1.3に対応

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。